7月13日は、前日迄の雨が止み午後からは日が射す天気になりました。
虫吉では、お客様に少しでも自然を感じていただけたらと思い、発送時の容器の中に私達がドングリから育てている森の青葉を入れてお送りしていますがその際に予期せぬ大物クワガタが降って来ましたので最初に紹介します。
画像は、店長が葉っぱ集めの際に採集した天然ミヤマクワガタの超特大71.5ミリです。
※私(影武者店長)の過去の採集記録と仲良くパーソナルベストタイ記録です。
頭部(冠)も大きく発達しておりカッコいいハイレベルな個体です。
また、体全体に綺麗な黄金色の微毛が残っており、発生初期と思われます。
因みにミヤマクワガタは、ヒラタやコクワと異なり、日中に樹洞に潜って隠れる事ができませんので地面に潜るしか暑さを凌ぐ方法がありません。(地面の温度が高すぎる場所には生息できません。)
何回も潜るうちに固い地面や木の根っこで体が擦れてしまい日が経つにつれて毛が抜けてしまいます。
(数日前、私のチョンボで大きなメスが逃げてしまい誠に申し訳ございませんが直ぐの販売ができません。)
夕方からメスを探しに採集に出掛けました。
樹液が余り出ていない様な木の枝にもいるので手当り次第に木を蹴って落下させて採集する方法が主流です。
大きなメスが採れ次第出品致します。
木を蹴って揺すると落ちて来た大型のミヤマクワガタ(65ミリ)のオスです。
※黄金色の微毛が何とも言えません。
暗くなると何処に落ちたか全く分からなくなるので明るいうちに採集に出掛けた方が良いです。(夕方は薄暗いのでヘッドライトの灯りでも結構ギリギリの状態でした)
樹液が出ている木を調べると何時もの様に本土ヒラタクワガタ(後で測ると45ミリ)を発見しました。
左側のオスの右横に2匹分のお尻が見えますが後から調べてみると1匹のオスに対して2匹のメスが集まっていました。
夕方の採集だったのでスズメバチが多く油断すると危ない状況でした。
以前から紹介しているシロスジカミキリの産卵痕から出て来た樹液に集まる大量のカナブンとオオスズメバチです。
ここ数日、急に気温が上がり始めたので一気にカナブンの数が増えました。
こちらは、樹皮の剥がれに隠れる小型の本土ヒラタのオスです。
今日は蒸し暑かったので多くの個体を見掛けました。
見掛けても商品になるサイズやコンディションの物は、極僅かです。
※写真撮影のみで持ち帰らない事が殆どです。
人の気配を感じで逃げ始めた本土ヒラタのオスですが偶然カナブンと手をつなぐ様な格好で静止して面白かったのでツーショットの写真を撮影しました。
今晩唯一のノコギリクワガタの特大(65ミリ)の水牛です。
当たり年(採れる年)と外れ年(余り採れない年)の差が大きい種類です。
※今年は外れ年かもしれません。
こちらの画像は、樹液に向かって木に登っている最中の本土ヒラタのメスです。
雨が降っている最中は、樹液が流れてしまうので雨上がりは腹ぺこの状態で樹液に向かってまっしぐらです。
山奥の山頂付近に有る無人の古寺のクヌギに集まる昆虫達です。
少ししか樹液が出ていませんがノコギリのメスの他にカナブンやオオゾウムシ(メスの右斜め上)などの昆虫がいます。
※ゴキブリは、省略します。
先程の画像のメスが余りに大きく見えたので思わず持ち帰ってしまいました。
後から測ってみると39.5ミリ前後の特大メスでした。
或る意味、オスの70ミリよりも採集が難しいかもしれません。
※数年ぶりの大物でした。
これから本格的なシーズンに入りますので、面白い個体が採集出来ましたら紹介致します。
【野外採集品に関する安心の5項目】
・販売個体は、全て採集直後から保管、出荷(お届け)まで一貫して1匹ずつ個別管理を行なっております。
・クワガタのコンディションを維持する為に真夏は18℃の冷温室で涼所保管を行なっています。
・餌には、国産プレミアム昆虫ゼリーやプロゼリー(いずれも合成保存料無添加)を与えています。
・ダニ取りマットでダニを除去してから出荷しております。
以上の徹底した管理を行い厳選したペアをお届け致しております。
★勿論、死着補償と業界初のお届けから3日間の死亡補償付きです。