昨晩は、台風が去った後の少し蒸し暑い曇り時々小雨の中の夜間のクワガタ、カブトムシ採集を行いました。
連休中は、採集者も多いせいかイマイチでしたが紹介したいと思います。
最初のポイントのクヌギの高い幹から出ている樹液を吸っていた大型の本土ヒラタクワガタ(65ミリ)のオスです。
※自然界では滅多に採れない特大サイズになります。(太くてカッコ良い個体です)
こちらは、久し振りに採集したギザ無しヒラタ(鋸歯/内歯小突起完全消失型)59ミリのオスです。
小型個体は、内歯の小さなギザギザが目立たない物が多いのですが画像の様に大型でも消失してツルツルになる個体が稀に発生します。
先程のオスのアゴの拡大画像です。
この様な個体は、自然界でも時々、見られる現象で飼育下でも稀に出現します。
遺伝するかどうかは、不明ですが興味が有る方は、実験してみてください。
●過去にギザ無し69ミリの羽化情報>>>
続いては、別のポイントで見つけた樹液を吸うカブトムシの赤いオス(68ミリ前後)です。
今年は、明らかに発生が悪く、集団で集まっている姿を見掛ける事が出来ません。
例年だと本格的な発生は、梅雨が明けてから8月上旬頃です。
九州北部の梅雨明けはもう少し先になりそうです。
こちらは、木の根元付近に集まっていた大きめのカブトムシのペアです。
近付くとオスが気付いて慌てて逃げ出し始めました。
今年は未だこの様に一緒にいる姿を余り見掛けません。
カナブンに紛れて樹液を吸うカブトムシのメスです。
実は、メスも力が強くエサ場のテリトリーに入って来た他の昆虫を頭突きをする様にして払い除けます。
樹上をブンブンと大きな音を立てながら飛んで来たカブトムシの特大サイズのオスです。(後で測ると78ミリでした)
大型個体は、体が重たいので上翅と下翅の二対(4枚)の羽を使ってもバランスを取るのが下手です。
なので空中で木の枝や葉にバリバリとぶつかりながら飛んで来ます。
夜間採集の際に羽音と共に上空の枝や葉からガサガサとぶつかる様な音が聞こえたら近くにいる可能性が高いです。
カナブンと一緒に枝の下側から出る樹液に逆さまになって吸うカブトムシの小型のオスです。
樹上生の昆虫なので逆さまに止まる事が多いです。
重たい体を鋭い6本の爪でしがみ付いて支えています。
最近、少し紹介頻度が落ちているコクワガタ(35ミリ前後)のオスです。
10月くらいまで見掛ける事が出来るので決して数が減っている訳では御座いません。
ライトの灯りを当てるとクヌギの木の上から飛びながら落ちて来たノコギリクワガタのメスです。
昨晩は、小振りですが何匹かのオスも見掛けました。
これからお盆くらいまでシーズンが続きますので今後が楽しみです。