漸く、昨日7月29日に九州北部地方の梅雨明けが発表されました。
昨晩は早速、夜間の昆虫採集に出掛けました。
※梅雨明けとともにカブトムシの個体数が増えるのでワクワクしながら出掛けました。
早速、大きなカブトムシのオス(73ミリ前後)とメスのペアを発見しました。
こちらでは、梅雨明け頃から発生するので今からが旬を迎えます。
昨晩は梅雨明けが分かっていたかの様に個体数(発生数)が増えていました。
※オスの後にいる1センチくらいの昆虫は、ヨツボシケシキスイという樹液に集まる甲虫です。
メスは、大人しくて喧嘩をしないと思われがちですが相手に頭から体当たりをして突き飛ばします。
※メスは、前に突進するパワーが半端無く強いのでフタの閉め忘れや簡易容器での飼育の場合、脱走してしまうので注意が必要です。
カブトムシの色は、以前も紹介しましたが太古の昔の進化の過程で天敵の鳥獣から補食され尽くされ無かった(淘汰されなかった)数パターンの色の物だけが現在まで残り、その組み合わせでランダムで赤、黒、茶褐色の物が発生します。
野鳥が余り活動しない夕方〜翌早朝までに都合が良い色だけが残っている事になります。
樹上で樹液を吸うミヤマクワガタのオス(55ミリ前後)とメスです。
こちら北部九州では、梅雨明け前後から個体数が増えて行きます。
他の大型昆虫と競合しない様に若干標高が高い場所に生息していたり、少しだけ時期を遅らせて発生します。
また、明け方や夕方にも活動する事が多いです。
※因みに独特の色や体毛は、他のライバルの昆虫との競合を避けて明るい時間帯でも活動出来る為の工夫です。
こちらは、カナブンと一緒に樹液に集まる本土ヒラタクワガタのペアです。
※樹皮の隙間に少しだけ見えるのがメスです。
この木(クヌギ)は、以前からペアが良く集まって来る今年の『当たり木(良く採れる木)』です。
樹皮の剥がれ目や裂け目から樹液が出る気が少ないので当たり木探しも大変ですが…
樹液が出ている箇所に集まる複数の小型のノコギリクワガタ(2ペア)です。
蒸し暑くなると蛾などの他の夜行性の昆虫も沢山集まって来ます。
逆に日中は、スズメバチとカナブンばかりになります。
※1左下に1匹だけいるメスは、コクワガタです。
高い枝から出ている樹液に集まっていたノコギリクワガタの60ミリ前後の水牛ペアです。
今年は、例年よりも少し発生が悪く不作気味です。
現在、宮崎県からの大型採集個体も合わせて好評出品中です。
◆天然採集品は、全てコンディションを維持する為、冷房が効いた場所で1匹ずつ個別に管理してダニを落としてから出品しております。
天然採集品にも安心の死着補償とお届けから3日後の死亡補償付きです。