7月下旬に梅雨が明けて以降、連日の様に晴れた日が続いております。
こちら九州北部は、梅雨が明けると本格的な採集のシーズンに入ります。
但し、夏休みに入ると採集者も多く誰も行かない山奥の採集ポイントに行かなくてはならず、暑さと疲労で忍耐力の勝負になります。
群れになっているところや大型個体を見掛けた時は、ワクワクして思わず写真を撮っています。
梅雨が明けて本格的なシーズンに入ると一斉に発生する事が多いです。
今年は、こういった光景を今年は余り見ないので発生数が例年よりも少ない様です。
残念ながら小さな個体ばかりなので虫は持ち帰らずに写真だけ撮って帰りました。
闇雲に採集すると自然に良く無いので大きくて傷がない個体以外は持ち帰らないのが虫吉流です。
(自己採集品は毎年、少数しか出品出来ずに申し訳ございません。)
※大きな方は、測ってみると78ミリでした。
大きな個体対小さな個体の場合は、多くのケースで小さな方が一目散に逃げ始めます。
小さな分だけ小回りが効き機動力に優れています。
少し距離を置いて隙を突いてエサを横取りする戦法です。
※大きなオスは、少し残念ですが羽に穴が空いているので写真だけ撮って帰りました。
地面付近から出る樹液を吸うオスです。
地面が掘られていますがイノシシやアナグマなどの雑食性の野生動物が潜っている昆虫を掘って補食した跡か、人間が昼間に潜っている昆虫を掘って採集したかのどちらかです。
※画像の状態は野生動物によって掘られた跡にも見えますが・・・。
オスは、エサ場だけでなくメスを巡る戦いも行います。
※争いに勝ち残った強いオスの遺伝子のみが次世代に引き継がれて行くという自然の摂理が上手く成り立っています。
(単純な生き残りの為の確率論に過ぎませんが)
どちらもコガネムシの仲間なので発生時期がほぼ同じになります。
この両者の昆虫は、カブトムシが夜間、カナブンが昼間の活動といった感じで上手く住み分けています。
連日の採集で寝不足に加え少し夏バテ気味ですが年に1回の昆虫達のシーズンなので今後も楽しんで行きたいと思います。
◆天然採集品は、全てコンディションを維持する為、冷房が効いた場所で1匹ずつ個別に管理してダニを落としてから出品しております。
いい光景ですね〜。以前通っていたポイントに横30cm縦50cmほどの幅で樹液を出すコナラの木がありました。道から数メートル入ったところなので誰も知らず、行く度に10匹以上のカブトムシがいました。もう枯れてしまったのですが、こんな御神木を見つけたいです。この木ではクワガタの少なくなる8月に65ミリのヒラタを獲ったのが思い出です。
775様
いつもコメントありがとうございます。
昔は、1本の木に数えきれない程(多分100匹くらい)のカブトムシがとまっている光景を何度か見た事が有りますが今は、当時の木も無くなってしまい
子供の頃の思い出の場所も消えてしまいました。
今年の夏は、私たちがドングリから育てている森で普通にミヤマクワガタが集まっていて木を揺するとボトボトと落ちて来ました。
新たなカブトムシやクワガタが集まる森が誕生した事を実感しました。
今後とも宜しくお願い致します。