サキシマヒラタの幼虫エサ交換とトカラノコギリの羽化など

今日も福岡県福津市は、雨の天気でしたが11月とは思えないほど蒸し暑い天候でした。

※福岡市で28℃(最低気温20℃)の夏の様な気温だったのでこちらでも同じ様な気温だったと思います。

今日は、出荷作業が終わって夕方前から少しだけエサ交換などの作業を行いました。

サキシマヒラタクワガタのオスの幼虫を2本目でマットボトルと菌糸ビンに入れ分けた物がいたので3本目に交換時に大きさを比較して見ました。

但し、結果は、統計学に基づいたデータでないので個体差のレベル程度としてお考えください。

※1000から10000匹単位の統計ではなく、少数なので絶対性は全く有りません。

★現在、記事に登場するボトルは、550cc→遮光タイプ500cc、850cc→遮光タイプ800ccへ変更になっています。

サキシマヒラタの終齢(2本目がマット)

こちらの画像は、下記のエサ交換リレーで育てたサキシマヒラタのオスの終齢です。

1本目(2015年7月24日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在は遮光ブナ500cc

2本目(2015年9月27日、終齢):無添加マットボトル850cc(現在は遮光ボトル800cc

未だ未だ体の色は、黄色みを帯びておらず更に体重が伸びてくれそうです。

菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について>>

マットボトルについて

マットボトルの中身の虫吉幼虫マットは無添加なのでボトル内で発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に優しいです。(虫吉オリジナル木製プレスはこちら>>

また、劣化が遅いので持ちが良く、交換頻度を落とせます。

マットの詰め方>>

終齢27グラム

体重は、27グラムです。

急な加齢(成熟)を抑えながらゆっくりと成長するというマット飼育のメリットを最大限に利用しながら、じっくりと30グラムに近付いてくれそうな感じです。

マットボトルに投入

3本目も同じくマットボトル850ccで飼育を行います。

流石にの27グラムの終齢は伸びるとボトル(口の部分)一杯一杯の大きさになります。

※因に850ccのボトルでも何年か前に80ミリを羽化させたので問題有りません。

80ミリの羽化の記事はコチラ>>>

未だ未だ大きくなってくれそうで楽しみです。

オスの終齢

こちらの画像は、下記のエサ交換リレーで大きく育った同じくサキシマヒラタのオスの終齢です。

  • 1本目(2015年7月24日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2015年9月27日、終齢):ブナ菌糸ビン850cc(現在は遮光ブナ800cc

※最初に紹介した幼虫と全く同じ日付の交換リレーです。

既に成熟(加齢)が進み少し黄色みを帯びています。

26グラムの終齢

体重は26グラムです。

菌糸ビン飼育特有の成長の早さも影響して終齢末期まで加齢が進んでいるので引き締まっています。

加齢が進んでいるので暴れによる縮み防止の為に3本目は、マットボトルにしました。

冒頭の幼虫と比較すると間違いなく、こちらの方が先に蛹化(羽化)します。

※このままの体重を維持して何とか大きく羽化して欲しいです。

結論から言うと、1本目だけ菌糸ビンを与えて大きくなれる終齢まで育っていれば、マットへ切り替えても大きくなれると言う事になるのかもしれません。

※但し、80ミリを出したときは2本目は菌糸ビンでしたが・・・

今日も少しだけ羽化した個体をボトルから出してみましたので紹介してみます。

トカラノコギリ68.9ミリ

こちらは、少し画像が暗くなってしまいましたがトカラノコギリクワガタの68.9ミリの大型個体です。

アゴが太くて湾曲しているカッコ良い個体です。

コチラは、1本目だけブナ菌糸ビン550ccを与えて2本目以降は無添加マットボトル850ccでの切り替え飼育です。

菌糸ビンで飼育し続けると終齢で暴れと呼ばれる掻き混ぜ行動を起こして痩せてしまい大型化が困難になります。

クチノエラブノコギリ58ミリ

こちらは、少し小振りですがクチノエラブノコギリクワガタの58ミリのオスです。

屋久島のお隣の口永良部島に生息するノコギリの亜種です。

アゴの湾曲が少なく、体色も黒〜赤褐色の個体差があり必ずしも紅色とは限りません。

これから徐々に大型が出てくると思います。