クロシマノコギリ16グラムなど離島産の幼虫のエサ交換

今日の福岡県福津市は、小雨まじりのぐずついた天気でしたが例年よりも暖かい一日でした。

今日も夕方前から羽化チェックと並行して離島産の幼虫のエサ交換を行いましたので少しだけ紹介します。

クロシマノコギリの終齢

画像は、大きく育ったクロシマノコギリクワガタの16gの特大終齢です。

この体重でもかなりの大型個体が狙えます。

何年か前は、このくらいの体重の幼虫で70ミリが羽化した記憶が有ります。

過去の70ミリ羽化の記事>>>

※因みに先日、愛媛県のお客さまからも16gで70ミリオーバーのご報告をいただきました。

下記のエサ交換で飼育中です。

  • 1本目(2015年5月16日)二齢:ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2015年8月30日)終齢:虫吉幼虫用マットボトル850cc
  • 3本目(2015年11月9日)終齢:同上

※今後、一伸びしそうな感じの幼虫なので羽化が楽しみです。

c幼虫の食痕

マットボトルは、菌糸ビンと異なり食べた後の色が顕著に変化しない事とカチカチに超固詰めしているので減りが分かりませんが、目をよく凝らして見てみると所々に黒い部分(糞)や這った痕の様な模様(食痕)が見える事が有ります。

斜め方向にジグザグに食べた痕が残っています。

(一見綺麗に見えても糞を粉々にして糞食をしている事もあります)

オキナワノコギリの終齢

こちらは、1本目の菌糸ビンを食べ終わった時点のオキナワノコギリクワガタの終齢13gです。

沖縄のお客さまからの報告では、無添加虫吉幼虫マットで70ミリに迫る大きさのオスが羽化したという事なので頑張って大型個体を狙ってみたいと思います。

この種類はまだ65ミリしか出していないので更なる大型が羽化したら紹介したいと思います。

  • 1本目(2015年8月17日):クヌギ菌糸ビン550cc ※二齢で投入。
  • 2本目(2015年11月9日):無添加マットボトル850cc

まだ色が白っぽいので更に大きくなってくれると思います。

(2本目で蛹化しなかった場合は4ヶ月後の3月に交換する予定です。)

クチノエラブノコギリの終齢

こちらは、クチノエラブノコギリクワガタの終齢です。

最初に紹介したクロシマよりも一回り小振りのサイズですが、そこそこの大きさだと思います。

但し、既に黄色みを帯びて成熟しており、更なるサイズの伸びは期待できないので上手く体重をキープして蛹化してくれればと思います。

因みに下記のエサ交換で飼育中です。

  • 1本目(2015年4月6日)二齢:ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2015年8月21日)終齢:無添加マットボトル850cc
  • 3本目(2015年11月9日)終齢:同上

現在、羽化チェックとエサ交換の真っ最中なので面白い情報が御座いましたら紹介したいと思います。

※大型個体は、夏の高温で早期羽化をせずに上手く秋を迎えた幼虫の方が出やすいので8月以降の割り出しの幼虫の方が期待が持てるかもしれません。

(なので当店でも年明けの方が出やすいです)