国産オオクワガタ、トクノシマヒラタなどの幼虫のエサ交換【2015年11月10日】

今日も福岡県福津市は、雨の天気で昨日に比べて少し肌寒い一日でした。

本日も、先日からの引き続き幼虫のエサ交換を行いました。

オオクワの終齢
画像は、2本目のブナ菌糸ビン850ccから出したオオクワガタの終齢です。

既に成熟しており黄色みを帯びています。

※触り過ぎると自傷行為(お腹やお尻を噛み切る)が多くなるので極力少ないタッチで交換したかったので体重は測っていません。

おそらく28から30グラム前後の体重だと思います。

ボトル内の幼虫
ボトルに入れると一杯一杯の大きさです。

3本目は、オオクワマット(850ccボトルに固く詰めた物)での飼育へ切り替えました。

詰めが弱いと途中で緩んでしまうので木製プレスを用いて渾身の力で固く詰めています。

詰める際は、園芸用シャベル2杯程度の少量を入れては押し込み、また入れては押し込みの繰り返しで固く詰まるはずです。

トクノシマヒラタの終齢のボトル
こちらの画像は、9月12日に2本目のトクノシマヒラタクワガタの終齢を入れたマットボトル850ccです。※1本目の菌糸からの切り替え飼育です。

ボトルの肩口付近まで黒ずんだ痕があります。

この部分は食痕で糞が詰まっているので色が黒くなります。

一見、交換が早い様に思えますが大きなオスの終齢は、早ければ2ヶ月程度で食い上がって来る事があります。

大きく育った終齢の背中
ボトルの蓋を開けて直ぐに大きく育った終齢の背中が見え始めました。

※表面の白いクモの糸の様な物は、原材料の朽ち木や菌床に含まれる菌糸なので問題は有りません。

27グラムの終齢
1本目の掘り出し時は、イマイチのサイズでしたが2本目で一気に27グラムまで育っていました。

今後も未だ大きく育ってくれそうです。

3本目の引き続き、マットボトル850ccへ投入しました。

マットボトルについて

無添加なので発酵ガスや発酵熱が発生せずに幼虫に安心です。

持ちが良いので3から4ヶ月に1回の交換頻度で済み、ストレス痩せのリスクを軽減できます。

本土ヒラタの終齢
こちらは、9月上旬にブナ菌糸ビン550ccに入れた本土ヒラタクワガタの終齢です。

投入から2ヶ月弱なので未だ成長途中の17グラム前後の体重です。

今回は、同時期に投入した幼虫が全て頭部が大きい「ビッグヘッド」だったので写真に撮ってみました。

※大型化しやすい傾向がある巨頭の幼虫の事です。

マットボトルに投入2本目は、暴れを回避して大きく成長させたかったので無添加マットボトル850ccに投入しました。

※2本目からの切り替え飼育でも70ミリオーバーが羽化しています。

ノコギリの幼虫
こちらは、7月26日に1本目のマットボトル850ccに投入したノコギリクワガタの幼虫です。

3ヶ月を経過したので2本目への交換です。

未だ、黄色みを帯びておらず更に大きくなりそうです。

終齢で10グラム以上あれば、上手く行くと60ミリ台後半サイズの水牛になる事が有るので今後が楽しみです。

2本目以降もマットボトル850ccでの飼育です。

※食い方に関わらず自動的に3から4ヶ月毎の交換の必要が有ります。

トカラノコギリの終齢
こちらは、トカラノコギリクワガタの終齢です。

  • 1本目(2015年6月11日)二齢:虫吉ブナ菌糸ビン550cc、
  • 2本目(2015年8月23日)終齢:マットボトル850cc

以上の交換リレーで今日が3本目への交換です。

前述の通り、終齢の暴れによる縮みを回避して大型化させる為に2本目からエサを切り替えています。

この種類は、16から18gで70ミリが羽化する確率が高いです。

3本目も引き続きマットボトル850ccですが冬場は20から22℃前後で加温飼育を行っているので最後のエサ交換になるかもしれません。

なお、ご自身でボトル詰めを行う際は、思いっきり固く詰めてください。

詰めが弱すぎると緩んでしまい羽化不全やアゴズレの頻度が高くなる傾向があるので注意が必要です。

また、面白い情報がございましたら紹介します。