今日も九州北部は、風が強く寒い一日です。
お昼前に少しだけ羽化した成虫の掘り出し作業を行いましたので紹介したいと思います。
画像は、最新羽化(2015年11月羽化)のアマミヒラタクワガタの約71.5ミリの大型のオスです。
アゴが太くてカッコ良いタイプだったので写真を撮ってみました。
昨年2014年の夏に入荷したコンディションが良いメスを年始にセットを組んで産まれた幼虫を羽化させました。
◆下記のエサ交換での羽化です。
- 1本目(2015年3月12日、二齢で投入):クヌギ菌糸ビン550cc
- 2本目(2015年5月21日、終齢で投入):無添加マットボトル850cc
- 3本目(2015年9月16日、〃〃):同上
※2本目以降は、終齢での菌糸ビンの暴れを回避する為にエサを切り替えています。
無添加なのでボトル内で発酵ガスや発酵熱が発生せずに幼虫に安心です。
持ちが良いので確実に3から4ヶ月に1回の交換で済みストレス痩せのリスクを軽減できます。
こちらは、同じく2015年11月羽化のトクノシマヒラタクワガタの約70.5ミリの大型のオスです。
こちらも太くてカッコ良い個体だったので写真に撮ってみました。
※75ミリオーバーになりそうな個体は、来年以降の羽化になると思います。
- こちらも2014年の夏に入荷した天然のメスを年始にセットを組み産まれた幼虫を羽化させました。
◆下記のエサ交換での羽化です。
- 1本目(2015年3月23日、二齢で):ブナ菌糸ビン550cc
- 2本目(2015年5月29日、終齢):無添加マットボトル850cc
- 3本目(2015年9月16日、〃):同上
この個体も前述の理由で2本目からエサを切り替えています。
※スムーズに10月で蛹化していました。
画像は、オキナワヒラタクワガタ(久米島産)の約64.9ミリの大型のオスです。
◆下記のエサ交換での羽化です。
- 1本目(2015年1月22日、二齢で投入):ブナ菌糸ビン550cc
- 2本目(2015年4月3日、終齢で投入):無添加マットボトル850cc
- 3本目(2015年8月5日、〃〃):同上
※夏場は、空調管理を行っても日中の気温が上がってしまい小型化しやすいのですが何とか大きく育ってくれました。
交換リレーの概要は、前述のとおりなので省略いたします。
こちらの個体は、同じく2015年11月羽化のタカラヒラタクワガタの約67.8ミリの大型のオスです。
先日紹介した個体同様に太くてガッチリとした感じです。
こちらは、既に十島村の条例により一般採集禁止の種類になりますので繁殖品同士の交配になります。
終齢になってから菌糸を与えると羽化不全(お尻の納まりが悪くなる)の確率が上がってしまう傾向がありますのでエサを切り替えています。
◆下記のエサ交換での羽化です。
- 1本目(2015年3月6日、二齢で投入):ブナ菌糸ビン550cc
- 2本目(2015年5月28日、終齢で投入):無添加マットボトル850cc
- 3本目(2015年9月16日、〃〃):同上
こちらも夏場の早期羽化(小型化して羽化する事)を上手く回避してマズマズの大きさで羽化してくれました。
来年は、70ミリの大台を目指して頑張ってみたいと思います。