今日の九州北部は、時々晴れ間が有りましたが少し寒い1日でした。
年末から年始に掛けて徐々に羽化が始まっていますので少しだけですが紹介したいと思います。
画像は、2015年12月の最新羽化のチョウセンヒラタクワガタ50ミリです。
※51ミリ迄あと僅かのサイズのですが元々が小型の種類なので、これでも大型個体です。
●下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2015年6月11日)二齢:クヌギ菌糸ビン550cc
- 2本目(2015年8月25日)終齢:無添加マットボトル850cc
※2本目投入から3ヶ月後の11月下旬には蛹室を作り始めていたので3本目への交換は行っていません。
小型種につき成長速度が早いので、終齢で菌糸ビンを与えると暴れ(菌床の掻き混ぜ)を起こして逆に小型化してしまう恐れがあります。
※暴れを起こすと白い部分が1から数日の間で消滅してしまうほど激しく動き回ります。
ストレスによるサイズロスを避ける為、無添加マットボトルへの飼育へ切り替えました。
当店のマットは、無添加なので有機物の腐敗による発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に安心です。
持ちが良いのでチョウセンヒラタの場合は、確実に4ヶ月に1回の交換で大丈夫です。
こちらは、今月羽化したばかりのチョウセンヒラタのオス約52ミリです。
少しフライング気味でボトルから出してしまったので真っ赤です。
流石に直ぐには出品出来ませんが来月には出せると思います。
※エサ交換のリレーは最初の50ミリと全く同じです。
こちらの画像の個体は、今月羽化したばかりのミシマコクワガタの48ミリのオスです。
※こちらもフライング気味でボトルから出してしまったので異常な赤さですが体が固まっても鮮やかな赤褐色の綺麗な種類です。
昨年は、血の入れ替えの為に出品出来なかったので久し振りに出品が出来ると思いますが少しだけ時間が掛かりそうです。
因に下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2015年7月13日)二齢:ブナ菌糸ビン550cc
- 2本目(2015年10月3日)終齢:オオクワマット(飼育ボトル550ccに木製プレスで固く詰めた物)
※12月にサナギになったので3本目の交換無しで2016年1月羽化です。
こちらも、終齢末期の暴れ防止と交換回数を減らす為にマット飼育へ切り替えました。
但し、ボトルへの詰めが弱すぎると途中で緩んでしまうので渾身の力でカチカチに固く詰めて大丈夫です。
固詰めの方が緩まないので確実に4ヶ月に1回の交換頻度に抑える事が可能です。
交換間隔を適度に伸ばした方が掘り出し時のストレス痩せを軽減できます。
今後、更なる大型個体の羽化が楽しみです。
私も、チョウセンヒラタクワガタを
飼っていますが去年繁殖に失敗
しました。
なぜか、卵を産まないのです。
何故でしょうか、コツがあればご教授お願いします。
産卵に使用したチョウセンヒラタクワガタは、2ペア生きています。
話は変わりますが、ミシマコクワガタはとても欲しいクワガタです。
人気なので手に入るかどうかという
感じです。
松中嵩市様
いつもお世話になっております。
コメントありがとうございます。
産卵数を上げるコツは、幾つか有りますが産卵のタイミング(5から9月迄に行う)事や越冬させる場合は低温で飼育する事などが有ります。
チョウセンヒラタは、早く成熟するので1から5月に羽化した個体は、その年の夏のうちに産卵させた方が効率が良いです。
また、小型種の産卵は添加物が入っていない国産品の方が適しています。
宜しくお願い致します。