本土ヒラタクワガタやアマミヒラタ等の菌糸ビン→マットへの交換の様子

今日の福岡県福津市は、曇り空でしたが春の様な暖かい陽気でした。

今回は、本日行ったクワガタの幼虫のエサ交換の様子をお伝えします。

★現在、記事内に登場する幼虫のエサのボトル容量は、550cc→遮光タイプ500cc、850cc→遮光タイプ800ccへ商品の変更が発生しています。

本土ヒラタの終齢20グラム

先ず最初は、本土ヒラタクワガタの大きく育った終齢幼虫です。

2本目のボトルから出した時点で20グラムを超えており、上手く育ってくれると67から70ミリ前後の羽化が狙えると思います。

昨年、自己採集したメスから生まれた幼虫を下記のエサ交換で育てました。

※繁殖場内は成長促進の為に20℃前後で空調管理をしています。

  • 1本目(2015年10月9日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在は、遮光ブナ500cc
  • 2本目(2015年12月23日、終齢):ブナ菌糸ビン850cc(現在は、遮光ブナ800cc
  • 3本目(今日2016年2月12日、終齢):無添加マットボトル850cc(現在は、遮光ボトル800cc

20℃前後で飼育の場合、加齢速度が早まるので、終齢での暴れ(菌床の掻き混ぜ)を起こして縮んでしまう前に早めのエサ交換を行っています。

※終齢末期(黄色みを帯び始める頃)になっていたので3本目は、ストレスが少ない無添加マットボトルへ切り替えています。

菌糸ビンからマットへの切り替えについて>>


マットボトルについて

マットボトルとは、無添加虫吉幼虫用マットオリジナル木製プレスでボトルに固く詰め込んだ商品の事です。

マットの詰め方>>

添加剤を一切加えずに発酵させた昆虫マットなのでボトル内で添加剤の腐敗による発酵ガスや発酵熱が発生しないので固く詰めても幼虫に安心です。

持ちが良いので、いつもの様に3から4ヶ月に1回の交換で羽化まで持ち込む予定です。

マット飼育へ切り替えた幼虫

投入する際は、幼虫の大きさに合わせて少しだけ表面を削って取り除くとスムーズに潜って行きます。

アマミヒラタの終齢

コチラも同じく天然採集品のメスから産まれたアマミヒラタクワガタの終齢です。(2本目のボトルから出した時点で29グラムもありました)

※同じ体重の物がもう1匹いたので先日の30グラム級の幼虫と合わせて今後が楽しみです。

因に下記のエサ交換で育てています(飼育温度は前述のとおり)

  • 1本目(2015年10月9日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(500cc)
  • 2本目(2015年12月23日、終齢):ブナ〃〃850cc(800cc)
  • 3本目(今日2016年2月12日、終齢):無添加マットボトル850cc(800cc)

こちらも1本目は食い上がって糞食する前、2本目は暴れる前に先手必勝のエサ交換を行っています。

※暴れるとこれまでの努力が台無しになるので2本目は、菌床を半分以上ドブに捨てる覚悟で使用しています。

オキナワヒラタの終齢

こちらは、オキナワヒラタクワガタ(久米島産)の終齢です。
こちらも先ほどから紹介している幼虫同様に2本目のボトルから出した状態で20グラムあります。

因に下記のエサ交換で育てています(飼育温度は前述のとおり)

  • 1本目(2015年10月9日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(500cc)
  • 2本目(2015年12月23日、終齢):ブナ〃〃850cc(800cc)
  • 3本目(今日2016年2月12日、終齢):無添加マットボトル850cc(800cc)

70ミリオーバーの期待が膨らみます。

記事を書いていて気付いたのですが3種類全ての交換タイミングが全く同じでした。

繁忙期は、エサを100本単位で一気に準備して一斉に投入や交換を行うので偶然にこのような事が起きます。※特に深い意味は有りませんが・・・