いよいよ2月も下旬に差し掛かり、自然を見渡すとツクシや梅の花など寒さの中に春が見え始めました。
今日は、最新羽化の国産オオクワガタの大型個体(75ミリオーバー)を紹介したいと思います。
※今回紹介するのは、全て菌糸ビンからマットへの切り替え飼育で羽化させた個体のみです。
画像は、最新(2016年2月)羽化の福岡県久留米産オオクワガタ75ミリです。
ツルツルの綺麗な個体だと思います。
下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2015年6月4日、初齢):クヌギ菌糸ビン500cc
※小さな幼虫が2から3ヶ月以内(劣化する前まで)に食べきれる容量で良いのでこのサイズで大丈夫です。
- 2本目(2015年9月12日、終齢):ブナ菌糸ビン800cc
※少し粒子が粗いので通気性や持ちの良さから終齢は、ブナの方が結果が出ている様な感じもします。
- 3本目(2015年11月30日、終齢):オオクワマット
※飼育ボトル800ccに木製プレスで重心を掛けてカチカチに詰めた物。
→2016年1月15日にはサナギになっていたので4本目への交換は行っておりません。
3本目に菌糸ビン飼育からマット飼育へ切り替えた理由は、終齢末期での暴れ(掻き混ぜ)による激縮みを避ける為です。
こちらも先程と同じく2016年2月羽化の福岡県久留米産オオクワガタの76ミリ前後のオスです。
最初の個体同様に非常に綺麗な個体です。
下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2015年6月4日、初齢):クヌギ菌糸ビン500cc
- 2本目(2015年8月14日、終齢):クヌギ菌糸ビン800cc
- 3本目(2015年10月11日、終齢):オオクワマット(前述のとおり)
※2016年1月にサナギになっていたので4本目への交換は無しで羽化させました。
画像は、2016年2月羽化の佐賀県千代田産オオクワガタの75ミリの綺麗なオスです。
下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2015年5月28日、初齢):ブナ菌糸ビン500cc
- 2本目(2015年8月14日、終齢):クヌギ〃800cc
- 3本目(2015年10月20日、終齢):オオクワマット(飼育ボトル800ccにマットプレスで重心を掛けてカチカチに詰めた物)
※2016年1月にサナギになっていたので4本目への交換は無しで羽化させました。
こちらの写真も同じく2月羽化の佐賀県千代田産オオクワガタの77ミリ前後の大型のオスです。
下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2015年5月23日、初齢):ブナ菌糸ビン500cc
- 2本目(2015年8月8日、終齢):ブナ〃800cc
※2本目は、2ヶ月も経たないうちに食い尽くしてしまったの早めに3本目のマットへ交換しました - 3本目(2015年10月2日、終齢):オオクワマット(前述のとおり)
※2016年1月にサナギになっていたので4本目への交換は無しで羽化させました。
こちらも2月最新羽化の長崎県対馬産オオクワガタの75ミリのオスです。
少し細身の個体ですが綺麗な個体です。
下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2015年6月4日、初齢):クヌギ菌糸ビン500cc
- 2本目(2015年8月8日、終齢):ブナ〃800cc
- 3本目(2015年10月20日、終齢):オオクワマット(前述のとおり)
※2016年1月中旬にサナギになっていたので4本目への交換は無しで羽化させました。
こちらも2月羽化の長崎県対馬産オオクワガタの77ミリの綺麗な大型個体です。
下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2015年5月16日、初齢):ブナ菌糸ビン500cc
- 2本目(2015年8月3日、終齢):ブナ〃800cc
- 3本目(2015年10月25日、終齢):オオクワマット(前述のとおり)
※2016年1月中旬にサナギになっていたので4本目への交換は無しで羽化させました。
今回は、3本目で羽化したものばかりの紹介ですが春から初夏に掛けて30グラム級や4本目で羽化する更に大きな個体も出て来ると思います。
※これから暖かくなる季節が楽しみです。
菌糸びん飼育でオオクワ幼虫を初めて飼育しています。常温で飼育しています。常温で大丈夫ですか?また、部屋を暗くしたほうがいいのですか?
こうちゃん様
コメントありがとうございます。
オオクワガタの幼虫は、常温飼育でも全く問題ございません。
飼育する場所は、直射日光が当たらない薄暗い場所の方が適しています。
冬場は、気温が低いのでエサを食べる速度が落ちますが菌糸ビンは3ヶ月以上経過すると劣化してしまいます。
放置されると食い止まって摂食障害や気門(体の両側面の点)が黒ずんで壊死してしまうので注意が必要です。
宜しくお願い致します。