ゴールデンウィークも終わり、いよいよクワガタの羽化ラッシュが始まりました。
今日は、その中から少しだけ新成虫のコクワガタの仲間をメインに紹介をしてみたいと思います。
画像は、最新羽化のヤクシマスジクワガタ37.5ミリ前後の特大サイズのオスです。
(パーソナルベストのサイズですが今回は同サイズが2匹羽化しました)
屋久島に生息する日本で唯一のスジクワガタの亜種です。
※本土の種よりもアゴの内歯が発達しないので大型個体でもマサカリ状になりません。
また赤い個体が多いので人気があります。
2015年8月22日にオオクワマット(飼育ボトル550ccに木製プレスで超固詰め)で1本のみの使用で羽化させました。
(現在、飼育ボトル550ccは、終売につき、遮光クリアボトル500ccに商品の変更が発生しています。)
幼虫が小さいので交換時に潰してしまうリスクが高いのでズボラ気味ですが1本成りです。
※真冬は20から22℃の加温飼育なので3月に蛹化しました。
こちらは、コクワガタ(福岡県福津市産)の49.5ミリの超特大サイズのオスです。
※最近、50ミリのお問い合わせをよく頂きますが今回は微妙に及びませんでした。
夏に自己採集したメスで産卵セットを組んで産まれた幼虫を下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2015年8月17日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc(現在はクヌギ遮光ボトル500ccへ変更)
- 2本目(2015年10月27日、終齢):オオクワマット(550cc→現在は500cc)
- 3本目(2016年2月21日、終齢終期):同上
終齢後半になると菌糸ビンの暴れ(掻き混ぜ)を起こしやすくなるので死亡やサイズのロスを防ぐ為に2本目からエサを切り替えています。
ボトルに詰める際は、渾身の力で思いっきり強く詰めてください。
詰めが弱すぎると途中で弛んだり、乾燥してしまうので生育のトラブルや交換回数も増えるので注意が必要です。
こちらは、トクノシマコクワガタの36ミリの特大サイズです。
40ミリには遠く及びませんが色が赤っぽくて綺麗な個体です。
※体色は、個体差の範囲で黒と赤っぽい色が出ます。
下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2015年8月2日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在はブナ遮光500cc)
- 2本目(2015年10月22日、終齢):オオクワマット(550cc→現在は500cc)
- 3本目(2016年2月21日、終齢終期):同上
なお、35から36ミリは、数匹羽化しています。
こちらは、最新羽化のヤクシマコクワガタの48.5ミリ前後のオスです。
昨年の夏に入荷した天然のメスを産卵させて産まれた個体です。
※この種類は、比較的、早期羽化をしやすいです。
下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2015年10月11日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在は500cc)
- 2本目(2015年12月25日、終齢):オオクワマット(550cc→現在は500cc)
2016年3月中旬に蛹室を作り始めたので3本目の交換は無しです。
こちらも直ぐに出品可能です。
こんばんは、ユウさたんです。
ヤクシマスジの独特な大あごはやはりかっこいいですね。
我が家のヤクシマスジはようやく一匹の大型の♂が本日蛹化しました。 全て羽化しましたらまた随時報告しますね。
それではまた。
ユウさたん様
いつもお世話になっております。
コメントありがとうございます。
ヤクシマスジクワガタは、本土のスジクワガタに比べて連結した内歯の第一歯と第二歯の間隔が広いので独特の雰囲気が有るのも事実です。
大型個体が羽化しましたら、飼育のご報告を頂けると嬉しい限りです。
今後とも宜しくお願い致します。