本日の福岡県北部は、今にも雨が降りそうな曇り空でした。
来月からの本格的な最終シーズンが楽しみです。
今日は、昨日(5月24日)の夕方に行った割り出しの様子を紹介したいと思います。
画像は、4月上旬に組んだ本土ヒラタクワガタ(鹿児島県産)の産卵セットのケースの側面から見える幼虫です。※既に二齢も見えます。
因に今回使用した主な用品は、下記のとおりです。
- コバエ防止飼育ケース(中)
- 産卵用マット4リットル
- 国産プレミアム昆虫ゼリー
- 朽ち木:クヌギ産卵木(Mサイズ)、
▶詳しいセット方法を紹介した記事>>>
飼育容器を早速ひっくり返してみました。
孵化した幼虫は、産卵マットや朽ち木を食べて育ちます。
※手前の2匹が初齢で真ん中の大きな物が二齢です。
マイナスドライバーを刺して朽ち木の隅を軽く割ってみると小さな初齢が出て来ました。
熟練すると幼虫がいる部分(ドライバーを刺すと危険なエリア)が判る様になり潰しが殆ど無くなります。
※慣れないうちは、明らかにメスが齧った痕や幼虫が食べた形跡が無い場所や硬そうな部分から割って行くと良いかもしれません。
真っ二つに割ってみると中心部分から卵(画像中央)と初齢が出て来ました。
※卵は、割りカス(使用したマットと朽ち木片)と一緒に元のケースに戻して埋め込んでおくと良いです。
勝手に孵化しますので3週間から1ヶ月後に再びひっくり返して回収すると良いです。
因に画像は、左が二齢、右が初齢です。
孵化後に一→二→三齢と2回の脱皮を繰り返して見違える様に大きくなって行きます。
体の色が違うのは、只単に食べ物が透けて見えているだけなので問題ありません。※マット(黒)、朽ち木(薄茶色)です。
今回の割り出しで回収した幼虫は22匹です。
※割りカスに埋め戻した卵を合わせると35匹前後になると思います。
幼虫は、画像の様に管理用カップに無添加虫吉マットを入れて保管します。
4から7日ほど外傷や虚弱の有無を確認する為に養生させた後、二齢から優先的にブナ菌糸ビン550ccに投入します。
割り出し直後や初齢で投入するとトラブルが多くなるのでお勧めしません。
今後の成長が楽しみです。