今日の日中は、梅雨独特の蒸し暑い一日でした。
水曜日は、定休日ですが個人的な楽しみで兄(店長)と一緒に夜間採集に出掛けました。
近場は、昼間に下見をしたらイマイチ樹液が出ていなかったので少し遠出をして山頂近くのポイントへ出掛けてみました。
早速、山に入って直ぐのクヌギの木の中腹に50ミリ台後半の本土ヒラタクワガタのペアを見つけました。
今期に入って初紹介の天然ペアのツーショット画像です。
※画像の様に強いオスに引き寄せられる様にメスがトコトコとやって来ます。
更に上には、もう1匹オスがいました。(見た感じ48ミリから50ミリくらいだと思います)
今年の6月上旬は、全体的に樹液が出ている木が少ないのですが樹液が何ヶ所も出ている木も何本か有りました。
この個体の撮影直後に『ブブブブッ』という羽音がしたので上空を見てみると大きめの飛行物体を発見したので早速網を伸ばしてすくってみると・・・
何と今季最大サイズの本土ヒラタ62ミリのオスでした。
※未だ、下翅を畳んでいる最中なので少し出ています。
こちらは、別のクヌギの樹皮が剥がれた場所から出ている樹液を吸う本土ヒラタのメスです。
メスは、オスの様に武器となる立派な大アゴを持たないので、こういった感じの身を隠せるエサ場に好んで集まる傾向が有ります。
因に赤い点がある小さな昆虫は、ヨツボシケシキスイという樹液に集まる昆虫です。
樹液が出ている木に高確率でいます。
同じ木の地面の近くに出来た樹洞に食い込む様に隠れている2匹の本土ヒラタのメスです。
※少し判り難いですがメスの真下の小さな裂け目の奥に超小型のオスがいます。
画像の様に天敵の鳥獣から身を隠す事が出来る樹洞があり、更に樹液が出ていれば付近に高確率でメスがいる事が多いです。
メス狙いの採集の際は、あえてオスを採集せずに放置しておけば次に採集に出掛けた時に新たなメスが集まっている事も有ります。
直ぐ隣の木の上の方に小さな昆虫の姿が見えたので捕獲してみると小さなコクワガタのオスとメスが入っていました。
(メスは、今季初採集です)
オスは、小さいのでリリース(持ち帰らない事)をしました。
こちらも樹皮が剥がれた場所に隠れていたコクワの小型のオスです。
平べったい体を活用して器用に隠れながら樹液を吸います。
※右側の黒くて黄色い点が有る昆虫は、ヨツボシオオキスイという樹液を吸う昆虫です。(樹液が出ている木を探す目安にもなります)
今日のコクワは、何故か小さくて可愛いサイズばかりでした。
勿論、持ち帰らずに記念写真だけ撮影して帰りました。
九州北部も梅雨入りして本格的なシーズンに突入しましたので今後も採集記を紹介したいと思います。
◆天然採集品の個体は、全てダニを落としてから出品しております。
夜間採集いいですね!
沖縄はハブが怖くて、夜はなかなか(^_^;)))
t-nakaza様
いつもお世話になっております。
コメントありがとうございます。
こちらの毒蛇と言えばマムシですが不用意に近付かない限りは安全です。
但し、最近は夜間にイノシシの大群に遭遇する事も有り驚かされます。
※昨年は林道一杯に並んで走る15から20頭の大小様々のサイズのイノシシの大群を見掛けました。