2016年のクロシマノコギリクワガタ70ミリの羽化

いよいよ7月の三連休も後半に差し掛かり近所の海は人で賑わっている様です。

連休が終わると子供達の夏休みも直ぐ目の前です。
(昔は「海の日」が無かったので少し羨ましい感じもします)

今日は、先週13日から昨日に掛けて掘り出しを行った新成虫の中から面白い個体がいたので紹介します。

クロシマノコギリクワガタ70ミリこちらは、先月羽化のクロシマノコギリクワガタ70ミリです。
(申し訳御座いませんが7月13日に売り切れてしまいました。)

数年振りの70ミリです。

独特のアゴの湾曲と身体(胴体や脚などのパーツも)の太さが有り、屋久島や口永良部島、三島硫黄島の種類とは別格の雰囲気が有ります。
※画像では、本土のノコギリクワガタと同じ様に見えますが実物の太さは一目瞭然で分かる程です。

下記のエサ交換で羽化させました。(飼育温度は20から23℃の範囲内です。)
※割り出しは、2015年4月27日です。

  • 1本目(2015年5月16日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2015年8月30日、終齢):マットボトル850cc
  • 3本目(2015年11月9日、終齢):同上
  • 4本目(2016年3月3日、終齢):同上

⇒2016年6月羽化です。

終齢の末期(後半)での菌糸ビンでの暴れ(菌床の掻き混ぜ)を防ぐ為に2本目以降は、無添加幼虫マットでの飼育です。
マットボトルについて

実は、クロシマノコギリクワガタの70ミリはもう1匹羽化していました。

クロシマノコギリクワガタ70ミリ
こちらも同じく70ミリのオスです。
こちらも独特の雰囲気が有る個体です。

下記のエサ交換で羽化させました。(飼育温度は20から23℃の範囲内です。)
※割り出しは、2015年6月1日です。
(先に紹介した4月27日分の割りカスから出て来た幼虫を育てました)

  • 1本目(2015年6月11日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2015年8月24日、終齢):マットボトル850cc
  • 3本目(2015年12月4日、終齢):同上

⇒5月中旬に蛹化を確認して6月の羽化です。

※交換を忘れて昨年の12月から交換無しのズボラ飼育になってしまいましたがマットを固く詰めているので上手く蛹室を作れるレベルまで環境が保てていた様です。

今後も更なる大型個体が羽化するかもしれません。

宜しくお願い致します。


2016年のクロシマノコギリクワガタ70ミリの羽化” への6件のコメント

  1. 始めまして、クワ子です。
    クワガタ好きな女性です
    3~4年前位にニジイロクワガタをいただいて飼育しています。
    初めにいただいた年には、木に穴を空けて卵を産んで何匹か幼虫かでてきたのですけど今現在交尾何度か見られその都度♀を別な容器で産卵場所をつくり
    ♀だけにしています。
    飼育方法をネットなどでしらべたりするとマットでも木でも卵を産むと書かれていましたが全然たまごを産まなくなったみたいです。
    一応マットは3ヶ月ぐらいに交換していますがなかなか産んでくれませ。
    どうして産まないでしょうかその原因を教えて下さい。また、それにかんしての対策みたいなものがあれば教えて下されば有難いです。
    飼育に関してはまだまだ未熟な私です。

    • クワ子様

      お問い合わせをいただき有り難うございます。
      クワガタの産卵数は、飼育環境や気温、成熟具合などで大きく変わりますので何とも言えません。
      老化が進んでしまったメスや未成熟のメスは、産卵しません。
      また、気温が低くても産卵しませんし、エサ切れなどでコンディションを落としてしまったクワガタも産卵出来ないまま終わってしまいます。
      (産卵済個体も同様です。)

      産卵方法は、基本的にノコギリクワガタ系と同じですが産卵木はやや柔らかめの太い物を用いると結果が出やすい様です。
      お客様から頂いたご報告では、比較的簡単に爆産している様です。(クヌギLLサイズでの結果報告のメールをよく頂きます)

      ニジイロクワガタなどの通称、色虫と呼ばれるクワガタは、オオクワガタに用いるレベルの昆虫ゼリーを与えた方が産卵結果が出やすいです。
      出来れば、後食開始時(羽化してエサを食べ始める事)から高たんぱくセリー(出来れば合成保存料や着色料未使用の国産品)を与えられた方が確実です。
      ※産卵数に雲泥の差が出る場合が多いです。

      宜しくお願い致します。

      • 返答有難うございます。えさは、高タンパクゼリーオオクワガタようをあたえています。産卵木は、だいたい直径200ミリぐらいのこならを仕様しています。手で簡単にほぐれるぐらいかな、かんぜんな成熟した♀です。

        • クワ子様

          コメントありがとうございます。
          ニジイロクワガタは、潜行性産卵の一面がある様なので少し太めの軟材の方が良いかもしれません。
          ※但し、当店では外国産の昆虫の飼育、販売は一切行っていないのでお客様から飼育情報を頂きましたらご紹介する位しか出来ません。

          宜しくお願い致します。

  2. 今日は、小学五年生です。国産のクワガタについて教えて下さい。
    7月頃家族旅行て山梨県へ行ったときにクワガタを採取しました。ミヤマとノコギリです。もし卵を産んだらどの位で幼虫にかえるのですか❔
    卵を産むクワガタの大きさに寄って産まれてくるクワガタも大小決まるのですか
    サイズは、ミヤマが♂63㎜♀が25㎜ぐらいです
    ノコギリが♂が40㎜♀15㎜です。
    依前に近所にあった金魚やさんでは親が大きいほどつぎに育つ虫も大きくなると聞きました。

    • 翔太くんへ

      ご質問ありがとうございます。
      クワガタ工房 虫吉です。
      クワガタは、気温や環境、種類で産卵までの期間や孵化までの時間が変わってしまいます。
      産みつけられた卵は、10から20日ほどで孵化して初齢幼虫(孵化して直ぐの幼虫)になります。
      ※孵化や幼虫の成長速度は気温に大きく左右されるので夏と秋に産まれた卵では大きく成長が変わってしまいます。

      飼育下の同じ環境で育てられたクワガタの場合は、大きなペアを使った方が大きな幼虫に育ちやすいのは確かです。
      ただし、今回の様に自然界で育ったクワガタには、当てはまらない事が多いです。
      理由は、自然界の厳しい環境で育っているので本当は大きくなれるのに大きくなれずに小さく育ってしまったクワガタも沢山いるからです。
      温暖化の影響や限られたエサ、飼育下の様に栄養価が高いマットや菌糸ビンも無く限られた場所で細々と育っている事も多いからです。

      小さなメスから産まれた幼虫を大きく育てるのも天然クワガタの醍醐味で面白いところです。
      最初から諦めたら面白くありません。
      是非、大きなクワガタ飼育にチャレンジしてみてください。

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