本土ヒラタクワガタ(鹿児島県産)の産卵木の割り出し

9月も下旬に差し掛かり朝晩が涼しくなり過ごしやすい気候になりました。
幼虫飼育の秋に突入しており毎日の様に菌糸ビンやマット詰めに追われている今日この頃です。

今日は、夏に組んだ産卵セットの割り出しを行いました。

底から見える本土ヒラタクワガタの二齢
こちらは、飼育容器(コバエ防止飼育ケース中サイズ)の底から見える本土ヒラタクワガタ(鹿児島県産)の二齢です。

※マットは産卵用マット4リットルです。

過去に紹介した産卵方法の記事>>>

マットから出て来た幼虫

飼育容器を引っくり返して出て来た大きく育った二齢です。

当店の産卵マットは、醗酵菌床も配合されていますので割り出し初期の段階でも結構な大きさまで育っています。

朽ち木から出て来た幼虫

クヌギ産卵木LLサイズ(通称:爆産材)の端を割って出て来た初齢です。

周囲には無数の食痕(食べ進んだ痕)が走っており期待が持てます。

朽ち木から出て来た二齢

こちらは、先ほどの初齢の直ぐ近くから出て来た二齢です。

未だ脱皮して日が経っていない二齢初期なので頭デッカチです。

朽ち木から出て来た二齢

反対側を割って出て来た2匹の二齢です。

左右の幼虫の色の違いは、直前で朽ち木を食べていたかマットを食べていたかの違いで異常ではありません。

因に同じエサを与えると2匹とも同じ色に変化します。

食痕と共に現れた幼虫達

反対側を割ってみると綺麗につい尽くされていました。

今回の割り出しで出て来た幼虫

今回の割り出しで出て来た幼虫です。

割った後のマットや朽ち木の中にも未だ幼虫や卵が残っているかもしれませんので容器に戻しているので少し増えるかもしれませんが31匹の幼虫が出て来ました。

幼虫は、画像の一時管理カップに無添加虫吉幼虫マットを固めずに入れて最低でも5から7日ほど養生されてから二齢から菌糸ビン550ccもしくは、マットボトル850ccに投入します。