こちら九州北部の福岡県福津市は、先日の台風16号が通過して一気に涼しくなり過ごしやすい気候になりました。
※夜に車を運転していると秋の虫の大合唱が聞こえて来て秋の深まりを感じさせられます。
現在、幼虫飼育の秋の真っ盛りですが国産ミヤマクワガタの70ミリオーバーの大型固体も羽化しておりますので紹介したいと思います。
画像は、最新羽化の国産ミヤマクワガタ72ミリ前後の大型個体です。
※未だ羽化したばかりなので赤みを帯びています。
因にこの大きさになると1年では羽化せずに2年ほど掛かってしまいます。
(兄弟で未だ羽化していない幼虫もいます。)
今回紹介する個体は、全て以前(2014年11月10日)に紹介した赤玉土(細粒子)を用いた産卵セットから採取した幼虫を育てた物です。
下記のエサ交換リレーで羽化させました。(二齢からの投入)
- 1本目(2014年12月22日、二齢):無添加マットボトル850cc(現在は遮光タイプ800ccへ仕様が変更)
- 2本目(2015年5月21日、終齢):同上
- 3本目(2015年9月21日、終齢):以下同様のエサ
- 4本目(2016年1月28日、終齢)
- 5本目(2016年5月11日、終齢)
※気温が低い季節は、成長も遅いのでズボラ飼育が可能です。
但し、夏になる前にエサ交換をお勧めします。
メスの蛹化やマットの劣化、6月以降の交換は、高温で落ち着きが悪くなりやすい事が理由です。
※前述の理由で2年目の初夏も2016年5月に最後の交換を行い夏の蛹化(羽化)を待つ感じになりました。
マットボトルの説明
マットボトルとは、無添加虫吉幼虫用マットをボトルに渾身の力で詰め込んだ虫吉のオリジナル商品の事です。
ミヤマクワガタなどの添加剤に弱いクワガタに適している事に加え、しっかりと詰まっており持ちも良いので交換頻度を落として大きく育てる事が可能です。
(特殊な加圧で丁寧に詰まっていますのでズボラ飼育が可能です。)
こちらは、8月下旬に羽化した別個体のの国産ミヤマ72ミリです。
前述の個体と同じエサ交換リレーです。
※7月25日にサナギになっているのを確認しました。
こちらは、先日羽化したばかりのホヤホヤの国産ミヤマの新成虫です。
未だアゴに抜け殻が付着しています。
軽くノギスを当てて測定したところ74ミリちょっとのサイズでした。
※おそらく引き締まって最終的には73ミリになると思います。
エサ交換リレーも前述の個体と全く同じです。
直ぐに出品と行きたいところですが繁殖場のスペースの関係で沢山の数の出品が出来ません。