本土ヒラタクワガタなど大型個体の羽化(2016年12月4日)

今日の福岡県福津市(北部九州)は、生憎の雨ですが少し暖かい一日でした。

今回は、先月末から幼虫のエサ交換と並行して進めている新成虫の羽化チェックで大きめの個体が羽化していましたので紹介したいと思います。

宮崎県産ヒラタ66から67ミリ
画像は、2016年11月の最新羽化の本土ヒラタクワガタ(宮崎県産)の66ミリから67ミリのオスです。

ガッチリとしたタイプの個体です。

昨年入荷した天然個体から産まれた幼虫を下記の交換で羽化させました。

  • 1本目、クヌギ菌糸ビン550cc→
  • 2本目、無添加マットボトル850cc

終齢での暴れ(菌床の掻き混ぜ)による縮みを予防するために上記のリレーのとおり、2本目からエサの切り替えを行っています。

マットボトルについて

無添加につき、固く詰めてもボトル内で発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に優しい上に食い付きが良いです。

持ちも良いので3から4ヶ月に1回の交換で済み、ストレス痩せのリスクも軽減できます。

本土70ミリの大型個体こちらは、最新羽化の本土ヒラタ(福岡県福津市産)70ミリオーバーです。
力強いアゴのカッコいい個体です。

※昨年の晩秋から冬にかけて組んだ産卵セットの割りカスから出てきた幼虫ですが見事に大きく育ってくれたみたいです。

●こちらのエサ交換リレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2016年3月17日、二齢)クヌギ菌糸ビン550cc→
  • 2本目(2016年6月6日、終齢)ブナ〃〃850cc→
  • 3本目(2016年8月8日、終齢末期)マットボトル850cc

11月13日に既に蛹になっているのを確認しましたので4本目の交換なし。

交換リレーのイメージとして若齢(初齢、二齢)で1本目のクヌギ(粒子が細かい)を与えて十分に食べさせた後で2本目でブナ(粗目配合)を与えて落ち着かせています。

2本目を早めに切り上げて終齢末期(成熟期)でマットボトルで羽化させる感じです。

ツシマヒラタ78ミリこちらの画像は、最新羽化のツシマヒラタクワガタ78ミリの大型個体です。

77から78ミリは、数匹羽化していましたが今回一番大きな個体です。

綺麗なツルツルの個体です。(個人的には、カッコイイ個体だと思います)

こちらのエサ交換リレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2016年2月27日、二齢)クヌギ菌糸ビン550cc→
  • 2本目(2016年5月17日、終齢)ブナ〃〃850cc→
  • 3本目(2016年7月2日、終齢)マットボトル850cc

2016年9月23日に蛹室を作っているのを確認して11月下旬の羽化です。

今回紹介した全ての個体の幼虫時の飼育温度は、18から22℃前後です。

エサ交換の概要は、前述のとおりです。

サキシマヒラタ76ミリの大型画像は、サキシマヒラタクワガタ76ミリオーバーの大型個体です。

これまでの個体同様に終齢からのエサの切り替え飼育です。

※年内羽化で75から77ミリ前後の特大個体が大量に羽化していますがメスが極端に少ないのでペアが成立するか少し心配です。(汗)

今週もエサ交換を行う予定ですので面白い情報があったら紹介したいと思います。