イキヒラタクワガタとタカラヒラタの幼虫の産卵木のセットの割り出し【2017年2月9日】

九州北部の福岡県も今晩から週末に掛けて雪の予報が出ており、日中は晴れ間もありましたが全体的に寒い一日でした。

今日は、火曜日の夜に行ったクワガタの産卵木のセットの割り出しの様子を紹介したいと思います。

※水曜日が定休日なので木曜日の紹介になってしまいます。

イキヒラタクワガタの産卵セットを引っくり返した様子です。

画像は、イキヒラタクワガタの産卵セットを引っくり返した様子です。

マットから大小様々なサイズの初齢が出て来ました。

■使用した飼育用品は下記のとおりです。
コバエ防止飼育ケース(中)産卵マット産卵木Mサイズ

エサの昆虫ゼリーは、メスの健康と産卵数を考慮してブラウン黒糖ゼリーホワイト高タンパクゼリー(合成保存料、香料、着色料が無添加)を与えています。

産卵方法を詳しく紹介した記事>>>

朽ち木に入り込んでいる幼虫

クヌギ産卵木Mサイズに潜り込んでいる幼虫(中央左斜め上)と潜り込んだ際に出来た穴です。

朽ち木を割って出て来た幼虫

朽ち木をマイナスドラーバーを用いて割ると食痕(食い進んだ後)と共に二齢が出て来ました。

朽ち木から出て来た初齢です。

こちらは、初齢です。

※大きくなる種類なので同じ初齢でも本土産のよりも既に一回り大きいです。

イキヒラタクワガタの初齢と二齢

こちらは、朽ち木から出て来た二齢(写真左)と初齢(写真右)の画像です。

二齢は、脱皮して間も無いので未だ体の大きさに顕著な差が出ていませんが頭部は何倍も大きくなっています。

孵化すると初齢(一齢)→二齢→終齢(三齢)と脱皮を2回行い見違える様に大きくなって行きます。

※3回目の脱皮でサナギになります。

クワガタの卵から羽化までの成長過程の紹介>>

クワガタの割りカスを保管します。

使用したマットや朽ち木片(割カス)の中には、回収漏れの初齢や卵が残っている事が多いので再び飼育容器に戻して保管します。

4週間から1ヶ月後に再度引っくり返して確実に回収すると良いです。

※卵は、カップなどで保管するよりも割りカスと一緒に埋め込んだ方が乾燥や死亡などの事故が少ないのでお勧めです。

イキヒラタクワガタの割り出し結果です。

今回は、初齢がメインで27匹の幼虫を回収しました。
※割りカスの中に卵を何個か埋め込んだので最終的には30匹を超えると思います。

カップに入れたイキヒラタクワガタの幼虫

採取した幼虫は、一次管理用カップに無添加虫吉幼虫マットを固めずに入れて保管します。

概ね4から7日ほど経過して二齢から順次ブナ菌糸ビン550cc(現在は遮光クリアボトル500cc超固詰めタイプへ仕様変更あり)に投入します。

※初齢は、割り出し時の傷や成長不良(虚弱)の可能性もありますので二齢になるまで待って投入するなど見極めが必要です。


タカラヒラタクワガタの産卵セット

こちらは、タカラヒラタクワガタの産卵セットを引っくり返した様子です。

(使用した飼育用品は、冒頭の内容と同じです。)

初齢と卵(写真中央の少し左側)が見えます。

※白い糸状の物は、マットの原材料の朽ち木に含まれるシイタケなどの菌糸なので飼育上の問題は御座いません。

産卵方法を紹介した記事>>>

タカラヒラタクワガタの卵

こちらの画像は、先ほどの写真に写っていた卵です。

※個別に管理するのが面倒なので後から割りカスに埋め込んで1か月後に回収する予定です。

朽ち木の表面にいた幼虫です。

産卵木(朽ち木)の表面にいた二齢です。

朽ち木から出て来たタカラヒラタクワガタの幼虫です。

潰さない様に割ってみると3匹の幼虫が密集して出てきました。

タカラヒラタクワガタの割り出し結果

全部で21匹の幼虫を回収しましたが割りカスの中に沢山の卵を埋め込んだので最終的には合計で25から30匹くらいの数になると思います。

前述のとおり、4から7日ほど養生させて二齢からブナ550cc(現在は遮光ボトル500ccへ変更)に投入予定です。