タカラヒラタクワガタ70ミリオーバーがまたまた羽化しました。

今日は、週末の晴れの天気から一転して朝から風が強い雨の天気です。

九州北部は、午後から大雨警報が発表されるほど土砂降りの雨が降っています。

まるで梅雨の様な天気で極端な気候の移り変わりです。

先日、紹介した桜も完全に散ってしまい『葉桜』になってしまいました。

毎年の様に桜の季節は、あっという間に終わってしまいます。

昨日に引き続き最新羽化の新成虫のクワガタを紹介したいと思います。

今回は、タカラヒラタクワガタの大型個体の羽化特集です。

※幼虫の飼育温度は、いつもの様に18から20度前後です。

タカラヒラタ69ミリ

こちらは、最新羽化のタカラヒラタの特大サイズ69ミリ(限りなく70ミリに近い)です。

独特の太さとガッチリとしたアゴでヒラタファンの方ならシビれる個体だと思います。

※但し、左アゴに目立つ凹みがあるので訳あり69ミリペアでの出品になると思います。

今年は、前回の70ミリの個体のブログ記事でもお伝えしましたが余り期待していなかったノーマークの幼虫から70ミリ前後の個体が羽化しているので以前紹介した大型幼虫群の羽化が楽しみです。

特大25グラム級幼虫の飼育記事>>>

■下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2016年5月27日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在はブナ遮光ボトル500ccへ仕様変更)
  • 2本目(2016年8月13日、終齢):無添加マットボトル850cc(現在は遮光ボトル800ccへ仕様変更)
  • 3本目(2016年11月24日、終齢):同上

⇒2017年1月30日に前蛹になっているのを確認しましたので4本目への交換は無しです。

因みに菌糸ビンの使用は、最初の1本目のみで終齢に育っていたので2本目以降は無添加虫吉マットでの飼育へ切り替えました。

タカラヒラタは、終齢で菌糸ビンに入れてもストレスで急に暴れ(菌床の掻き混ぜ)を起こしてしまい激ヤセしてしまう事が多いので低ストレスの無添加虫吉マットボトルの方が順調に伸びてくれます。

菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について>>


マットボトルについて

マットボトルとは、無添加虫吉幼虫用マットをボトルに固詰めした虫吉オリジナル商品の事です。

添加剤が一切入っていない昆虫マットなので、強く押し固めてもボトル内で残留成分の腐敗に伴う発酵ガスや発酵熱が発生しないので安心です。

劣化が遅いので、交換頻度も落とせて幼虫へのストレスを大幅に軽減できる事が大型化の要因なのかもしれません。

※ガス抜き不要、加水不要です。

個人的な感想になりますが切り替えタイミングに関しては、『3本目から』よりも『2本目から』の交換リレーの方が大型個体が羽化している様にも感じます。

マットの交換頻度は、約3から4ヶ月に1回で大丈夫です。

終齢のエサ交換時の注意は、エサの種類に関係なく投入後の急な温度の上昇や20℃を大きく超える環境を避ける事も大型個体の必須条件です。

※大型個体を狙う場合は、地域や気候にもよりますが3月から冷房も必要になると思います。


続きましては、70ミリオーバーを立て続けに紹介したいと思います。

タカラヒラタ70ミリのオス

こちらは、数日前に羽化したばかりのタカラヒラタの70ミリオーバーのオスです。

※少し縮む可能性がありますが70ミリを遙かに超えているので大丈夫だと思います。

但し、こちらの個体もアゴに凹みがあるので訳ありタカラヒラタ70ミリペアでの出品になると思います。(訳ありクワガタの販売コーナー>>

■ちなみに下記のエサ交換で羽化させました。

  • 1本目(2016年5月27日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在は遮光タイプ500cc)
  • 2本目(2016年8月13日、終齢):無添加マットボトル850cc(現在は遮光タイプ800cc)
  • 3本目(2016年11月6日、終齢):同上

⇒2017年2月14日に前蛹になっていたので4本目への交換は行っていません。

交換リレーに関しては、最初の69ミリの個体で説明した通りの『菌糸ビン→マット』への切り替え飼育です。

2本目からのマットボトルで飛躍的に大きく育って羽化しています。

別の70ミリのオス

こちらは、別個体の最新羽化のタカラヒラタ70ミリのオスです。(現時点で70.5ミリを超えています。)

体も固まっていますので近日中に出品できると思います。
※綺麗な個体です。

今年は、2012年3月以来の5年振りに70ミリオーバーが羽化しています。
今までの憂さ晴らしの様に今年に入って3匹目です。
これからの更なる大型個体の更新が楽しみです。

■下記のエサ交換で羽化させました。

  • 1本目(2016年6月2日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在は遮光タイプ500cc)
  • 2本目(2016年9月5日、終齢):無添加マットボトル850cc(現在は遮光タイプ800cc)
  • 3本目(2016年12月7日、終齢):同上

⇒2017年2月13日に前蛹になっているのを確認したので4本目への交換なしです。

これからも羽化する予定なので羽化したら紹介したいと思います。

羽化したばかりの新成虫の飼育には、フカフカ粒子のココパウダーマットが最適です。