今日の福岡県福津市(北部九州)は、曇り時々晴れの天気で過ごしやすい一日でした。
ふとカレンダーを見ると来週末からゴールデンウィーク期間に突入です。
あと1ヶ月と少し経過すると天然採集品が入荷する予定なので今年のシーズンも間近に迫っています。
今回は、最新羽化のクワガタの大型個体を紹介したいと思います。
画像は、最新羽化のイキヒラタクワガタの特大サイズ77ミリです。
(77.9ミリなので限りなく78ミリに近い超大型個体です。)
久し振りの大型個体ですが店長曰く、もっと大きくなりそうな幼虫もいるそうです。
この産地の亜種は、パッと見た感じでは対馬産に似ていますが体が太い個体が多く、カッコいい種類だと思います。
■下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2016年5月19日、二齢):ブナ菌糸ビン500cc
- 2本目(2016年8月3日、終齢):無添加マットボトル800cc
- 3本目(2016年11月18日、終齢):同上
2本目は、菌糸ビンに入れても加齢速度だけが上がって余り大きくならない事が多い上に暴れ(菌床の掻き混ぜ行動)を起こして逆に激縮みを起こしてしまうので低ストレス、低刺激の無添加虫吉幼虫マットでの飼育へ切り替えました。
勿論、幼虫を落ち着かせて早期羽化を避ける為に18から20℃前後の少し低めの温度で飼育しています。
特に交換直後は、菌糸ビンやマットボトル内の菌糸やバクテリアなどの目に見えない微生物を落ち着かせる為に高温を避ける必要があります。
こちらは、4月最新羽化のアマミヒラタクワガタの75ミリオーバーです。
パーソナルベストのタイ記録です。
2015年に入荷した天然採集品のメスをその年の晩秋に産卵させて産まれた幼虫を育てましたが、割り出しと1本目の投入が真冬になってしまったので低温で幼虫期間がかなり長くなっています。
今回の75ミリ実に4回のエサ交換を行っています。
■下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2016年1月8日、二齢):ブナ菌糸ビン500cc
- 2本目(2016年3月28日、終齢初期):無添加マットボトル800cc
- 3本目(2016年7月19日、終齢):同上
- 4本目(2016年11月7日、終齢):同上
1本目から2本目は、前述の理由でマット飼育へ切り替えました。
マットボトルは、一般的な添加発酵タイプと異なり、ボトル内で残留添加物の腐敗による発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に優しいです。
劣化が遅く持ちも良いので3から4ヶ月に1回の交換頻度で大丈夫です。
(ガス抜き不要、加水不要です。)
交換頻度が程よく低い(タッチの回数が少ない)方が交換時の幼虫へのストレスを軽減できて結果的に大型化しやすいです。
こちらは、まだ柔らかいので少し先の出品になります。
こちらは、最新羽化の国産コクワガタ48ミリの大型個体です。
昨年の夏に自己採集した天然のメスで産卵セットを組んで産まれた幼虫を羽化させました。
現在、徐々に蛹化ラッシュを迎えており今年も50ミリの期待が膨らみます。
■下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2016年8月14日、二齢):クヌギ菌糸ビン500cc
- 2本目(2106年11月8日、終齢):オオクワマット(幼虫飼育ボトル500cc)
※マットは、オリジナル木製プレスで詰め込んでいます。
こちらも菌糸ビンからマットへの切り替えで羽化させています。
ボトルにマットを詰める際は、思いっきり強く押し固めて大丈夫です。
容器が小さいので詰め込みが弱すぎると途中で緩んだり、乾燥して成長に支障が出る恐れがあります。
オオクワ幼虫がマットボトルの下に蛹室を作ってしまいました。ほっっいていいですか?
コウチャン様
いつもお世話になっております。
コメントありがとうございます。
基本的にクワガタは、マットボトルの底で蛹化する事が多いですが当店の場合、特に何もしなくても普通に羽化しておりますのでご安心ください。
宜しくお願い致します。