今回も連休明けから行っている4月中旬から下旬に羽化した新成虫の掘り出し作業で出て来たヤクシマコクワガタを紹介をします。
画像は、4月最新羽化の真っ赤なヤクシマコクワガタの特大サイズ48ミリです。
50ミリには、程遠いですが4月に入ってから徐々に蛹化や羽化が始まっています。
本土産と同系統の亜種ですが画像の様に赤みが強い個体が多く人気があります。
昨年の初夏に入荷した天然のメスから産まれた幼虫を育てました。
■下記のエサ交換で羽化させました。(飼育温度は、18から21℃の範囲内です。)
→2017年3月上旬にサナギになっていたのでエサ交換無しです。
この種類は、何故か他の離島の亜種と比べて成長速度が少し早い傾向があります。
終齢で菌糸ビンに入れてしまうと直ぐに暴れ(掻き混ぜ)を起こして激縮みの恐れがあるので2本目からエサを切り替えました。
マットは、強く詰め込んだ状態なら4ヶ月間は、確実に持ちます。
但し、詰め込みが弱いと途中で緩んだり、乾燥してしまい成長に支障が出る恐れがあるので注意が必要です。
こちらも最新羽化のヤクシマコクワ48ミリです。
前述の個体とは、異なる血筋です。
※昨年は、運良く屋久島から沢山の個体が入荷したので多めに産卵セットを組んでみました。
■下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2016年8月27日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
- 2本目(2016年11月14日、終齢):虫吉オオクワマット(550ccボトル)
→2017年3月7日に前蛹(サナギの直前段階)を確認したので3本目への交換は無しです。
こちらは、少し小振りになりますが真っ赤なヤクシマコクワ47ミリの綺麗なオスです。
※こちらも冒頭に紹介した個体と別の血筋になります。
■下記のエサ交換リレーで羽化させました。
- 1本目(2016年9月13日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
- 2本目(2016年12月1日、終齢):虫吉オオクワマット(550cc)
→2017年3月15日に前蛹になっているのを確認したので3本目の交換は無しです。
5月下旬から6月頃に羽化ラッシュを迎えると思いますので更なる大型個体が羽化したら紹介したいと思います。