今日の福岡県は、真夏並みの暑さで福岡市内では30℃を記録した様です。
※福津市は、27から28℃位だと思いますが屋外で作業を行なっていると汗が流れ落ちるほどの蒸し暑さでした。
今日も前回に引き続き4月下旬までに羽化したクワガタの新成虫の情報をお伝え致します。
画像は、4月に羽化したばかりのチョウセンヒラタクワガタ(対馬産)47ミリのオスです。
この種は、朝鮮半島と日本の対馬のみに生息する少し変わった小形の仲間です。
鋭く尖った独特のアゴを持っています。
※弧を描くような綺麗なアゴのラインも特徴です。
■因みに下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2016年9月10日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
- 2本目(2016年12月6日、終齢):無添加マットボトル850cc(無添加虫吉幼虫用マット)
→2017年3月17日にサナギになっていたのを確認したので3本目への交換は無しです。
2本目は、終齢で菌糸ビンに入れると暴れ(掻き混ぜ)のリスクが上がるので低刺激、低ストレスの環境でサイズアップさせる為、途中でエサを切り替えました。
マットボトルとは、無添加虫吉幼虫用マットのボトル詰め商品の事です。
文字通り添加剤を一切加えずに発酵させていますので強く押し固めてもボトル内で添加剤の腐敗による発酵ガスや発酵熱が発生しない幼虫に優しいです。
※ガス抜き不要、加水不要です。
また劣化が遅く、持ちが良いのでボトルに固く詰めて使用すると3から4ヶ月に1回の交換頻度に抑える事ができるので交換時のストレス痩せのリスクも軽減できます。
こちらも先ほどと同じく4月最新羽化のチョウセンヒラタ48ミリの大型のオスです。
最初にご紹介した47ミリと全く同じエサ交換リレーです。
※2本目からエサの切り替え。
→2017年3月3日に前蛹(蛹になる直前段階の幼虫)になっていたので3本目へのエサ交換は行っていません。
こちらは、今回最大サイズの51ミリの大型個体です。
※元々が小型の種類なので51ミリでも大きなサイズです。
こちらも先ほどの2匹と全く同じエサの切り替えリレーです。
1本目(2016年9月10日)→2本目(2016年12月6日)
→2017年3月17日前蛹になっていただので3本目へのエサ交換無し。
なお、基本的に菌糸ビンは2から3ヶ月後の交換、マットは3から4ヶ月毎の交換をお勧めします。
こちらも4月最新羽化のオキノエラブヒラタクワガタ67ミリの大型個体です。(未だ真っ赤です)
※左アゴに目立つ凹みがあるので訳あり品での出品になると思います。
この種類は、画像では伝わりにくいですがアゴの裏に微毛があり、ガッチリとしたアゴを持った個体が多いです。
■下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2016年6月19日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
- 2本目(2016年9月7日、終齢):マットボトル850cc
- 3本目(2017年1月23日、終齢):同上
→2017年2月27日に前蛹になっているのを確認。
翅が柔らかいので出品までもう少し時間が掛かると思います。
羽化して間もない新成虫の管理には、フカフカ粒子で昆虫に優しいココパウダーマットがオススメです!