2017年5月最新羽化のアマミシカクワガタを紹介します。

今日も福岡県福津市は、晴れの過ごしやすい一日でした。

近所の川には、夜になると沢山のホタルが飛んでいる様です。

毎年の事ですが梅雨入り前の風物詩です。

今度の水曜日に定休日を利用して見に行きたいと思います。

今回は、現在行っている5月に羽化した新成虫の掘り出し作業で出て来たアマミシカクワガタをご紹介したいと思います。

アマミシカクワガタ38ミリ

こちらは、最新羽化のアマミシカクワガタ38ミリのオスです。

※2本成りの早期羽化だったのでサイズはイマイチですが独特の雰囲気が有ります。

この種は、小型ですが奄美と徳之島のみに生息する唯一のシカクワガタで日本固有の希少種です。

2013年の希少野生動植物に関する指定(条例)で採集禁止になっています。

現在は、それ以前に採集された個体からの繁殖品のみの流通になります。

※今回の個体は、異なる血筋の繁殖品同士の交配品です。

大きさや見掛けに反してオスが凶暴で油断するとメスが殺されてしまうのでペアリングや同居飼育時には注意が必要です。

産卵方法を紹介した記事>>>

■因に下記のエサ交換で羽化させました。

→2017年4月14日にサナギになっているのを確認しました。(4月下旬羽化です。)

※ボトルへは、木製プレスを用いてカチカチに固く詰めた状態の物に投入しました。

無添加虫吉マットは、添加剤が入っていないのでガスや過剰な発酵熱が発生しないので固く詰め込んでも大丈夫です。(ガス抜き不要、加水不要です。

※詰め込みが弱すぎると乾燥や緩みが発生して交換頻度が上がったり、羽化不全のリスクが上がってしまうので注意が必要です。

マットの詰め方>>

アマミシカ48ミリ

こちらは、最初の個体よりも更に1センチ大きい48ミリ(48.5ミリ)の特大のオスです。

こちらは、約1年掛けて3本目で羽化しました。

小型種ですが50ミリ前後になると迫力が出て来ます。

前からの画像

前からの画像ですがサソリの前脚の様に湾曲した鋭いアゴを持っています。

見掛けによらず挟む力が強いのでアゴの先端で挟まれてしまうと流血します。

■下記のエサ交換で羽化させました。

  • 1本目(2016年4月4日、二齢):無添加虫吉幼虫マット(500cc)
  • 2本目(20116年8月3日、終齢):同上
  • 3本目(2017年3月9日、終齢):同上

→2017年4月17日にサナギになっているのを確認→2017年5月羽化。

今回の羽化チェックで確認出来たオスは、全部で3匹でしたがパーソナルベストのサイズを更新した個体が羽化していました。

なお、ボトルのサイズは、1つ上の800ccでも構いません。

アマミシカ49ミリ

画像は、49ミリ(49.7ミリ前後)のオスで限りなく50ミリに近い大型個体です。

※過去にも1回だけ49ミリを羽化させましたが、こちらの方が確実に大きいです。

■エサ交換のリレーは、下記のとおりです。

  • 1本目(2016年4月29日、二齢):無添加虫吉幼虫マット(500cc)
  • 2本目(20116年8月25日、終齢):同上
  • 3本目(2017年3月1日、終齢):同上

→2017年4月7日にサナギになっているのを確認→2017年5月上旬羽化。

2本目から3本目の交換期間が少しズボラ気味に引っ張ってしまったのが凶か吉かは、不明ですが理想的にはマットの劣化を考慮して4ヶ月毎の交換がお勧めです。

今回は、終齢後半の前蛹になる前のストレスを与えてしまった可能性もあるので2月の交換の方が良かったかもしれません。(結果論ですが・・・)

これからも少しずつ羽化すると思いますので面白いサイズが羽化しましたらご紹介したと思います。