ヤクシマコクワの2017年5月の羽化状況(菌糸ビン→マットへの切り替え)

今回も前回に引き続き、クワガタ(新成虫)の羽化情報をお伝えしたいと思います。

現在、ヤクシマコクワガタの大型サイズの羽化がボチボチ始まっていますので紹介します。

ヤクシマコクワガタ50から51ミリ

画像は、5月に羽化したばかりのヤクシマコクワガタの超特大サイズ50ミリから51ミリの大型個体です。

赤みが強い綺麗な個体です。

※現時点では51ミリを超えていますが固くなって体が引き締まると50ミリになるかもしれません。(パーソナルベストです。)

昨年の夏に入荷した天然のメスから産まれた幼虫を育てました。

■下記のエサ交換リレーで羽化させました。(飼育温度は18から21℃の範囲内です。)

  • 1本目(2016年8月21日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2016年11月14日、終齢):虫吉オオクワマット(550ccボトルに木製プレスを用いて固く詰めた物)
  • 3本目(2017年3月10日、終齢):同上

→2017年4月25日にサナギになっているのを確認→2017年5月10日羽化。

※終齢の菌糸ビンでの暴れ(掻き混ぜ)による縮みを避けて、じっくりとストレス無く育てる為に2本目からマット飼育へ切り替えました。

菌糸ビン→マットへの切り替え飼育について>>

乾燥や緩みによるトラブルを避けるためにボトルに詰める際は、思いっきり強く押し詰めてください。

カチカチに超固詰めの状態に限り、4ヶ月に1回の交換回数で済むのでストレス痩せのリスクも落とせます。

※逆に詰め込みが弱すぎると羽化不全の確率が上がってしまいます。

マットの詰め方>>

ヤクシマコクワ48から49ミリ

こちらも最新羽化のヤクシマコクワ48ミリから49ミリの大型のオスです。

未だ羽化して間も無いので翅が柔らかいですが、小さい分だけ早く体が固まると思います。

■因に下記のエサ交換で羽化させました。

  • 1本目(2016年8月8日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2016年10月31日、終齢):虫吉オオクワマット(550cc)

→2017年3月に蛹室を作り始めたので3本目への交換無しです。
(2017年4月12日にサナギになっているのを確認→5月15日羽化です)

※春先は、夜間の気温が18℃前後まで下がるので前蛹→蛹化→羽化の期間が通常よりも長くなっていると思います。

ヤクシマコクワ49.5ミリ

こちらは、マットを掻き出すと蛹室の中から勢い良く出て来た49.5ミリの大型のオスです。

この種類は、画像の様に赤みが強い個体が発生するので人気があります。

■下記のエサ交換のリレーで羽化させました。

  • 1本目(2016年8月2日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2016年10月31日、終齢):虫吉オオクワマット(550cc)
→2017年3月16日に前蛹(サナギになる直前段階の幼虫)になっているのを確認したので3本目への交換無しです。(5月上旬羽化)

※エサの切り替え理由は、前述のとおりなので省略いたします。

これから来月に掛けて羽化ラッシュを迎えると思いますので今後が楽しみです。