アマミノコギリクワガタとトクノシマノコギリの幼虫の菌糸ビン交換

今年も残り僅かになりましたが年内に出来るだけ飼育作業を進めておきたいので週明けから一気に幼虫のエサ交換を行なっております。

今回は、1本目の菌糸ビンから次のマットへの交換の様子を紹介します。

菌糸ビンからマットへの切り替え飼育です。

アマミノコギリの終齢20グラム

画像は、8月31日に1本目のブナ菌糸ビン550ccに投入したアマミノコギリクワガタの大型終齢20グラムです。

この種類は、クヌギよりもブナの方が確実に結果が出ています。

今年も天然採集品のメスで産卵セットを数セット組んみました。

2017年の割り出しの記事>>>

今回の幼虫は、殆どが20グラム以上でした。

因みに飼育温度は20から22℃前後です。

21グラムも終齢

こちらは、9月8日に1本目のブナ菌糸ビン550ccを与えたアマミノコギリの21グラムの特大の終齢です。

2本目は、終齢での菌糸ビンの暴れ(掻き混ぜ)のリスクを回避して大型化を狙うためにマットボトル850ccへ投入しました。

穴を掘ります

表面にエサ交換用のスプーンもしくは専用シャベルで幼虫が入る程度の穴を掘っています。

自力で潜りますので過剰に掘り起こす必要はありません。

※溝(ポケット)を掘る感じで大丈夫です。

スプーンでボトルに投入

エサ交換スプーンを用いて落とさない様に慎重にマットボトルに投入します。

投入したら蓋を閉めます。

マットボトルについて

マットボトルの中身の無添加虫吉幼虫用マットは、添加剤を一切使わずに発酵させていますので残留成分の腐敗による発酵ガスや発酵熱が発生しません。なので固く詰めても安心です。

ガス抜き不要、加水不要です。

加えて持ちが良いのでノコギリクワガタの場合だと固く詰め込んでおけば約4か月後の交換で大丈夫です。

※幼虫は、エサ交換や掘り起こしの度にストレスを受けて縮んでしまいますので交換頻度を下げる方法がハマります。

菌糸ビンだと2から3ヶ月しか持ちません

なお、ボトルへの詰め込みが弱すぎると途中で緩んでしまい肥大化したブカブカの蛹室を作ってしまいオスのアゴズレ(変形)や羽化不全のリスクが上がるので注意が必要です。

22グラムの終齢

こちらは、今回のエサ交換で最大重量のアマミノコギリの22グラムの終齢です。

※1本目(8月30日)にブナ菌糸ビン550ccに投入しています。

マットボトルに投入

こちらも2本目は、マットボトル850ccに投入して4ヶ月ほど引っ張る少しズボラ気味の飼育を行います。

1本目の食い上げ時で22グラムまで育っているので今後の成長が楽しみです。

トクノシマノコギリの終齢15グラム

こちらは、9月18日に1本目のクヌギ菌糸ビン550ccに投入したトクノシマノコギリクワガタの終齢15グラムです。

こちらは、前述の奄美産ほど大きくなりませんが真っ赤な成虫と真っ黒な成虫のパターンが羽化するので面白い種類です。

2本目のボトルに投入

こちらも2本目は、マットボトル850ccに切り替えました。

未だ伸びそうな感じなので70ミリオーバー目指して頑張ります。

(ちなみに自己ベストは73ミリです)

来年の羽化が楽しみです。