今年もいよいよ残り僅かになり年内の飼育もラストスパートを迎えました。
今回も前回から引き続き、クワガタの幼虫のエサ交換(菌糸ビンからマットへの切り替え)の様子を紹介したいと思います。
画像は、2017年9月15日に1本目のブナ菌糸ビン550ccに投入した本土ヒラタクワガタ(熊本県益城)の終齢18グラムです。
天然採集品のメスから産まれた幼虫ですが1本目でマズマズの大きさまで育っていました。
(幼虫の飼育温度は20から22℃)
2本目は、マットボトル850cc(無添加虫吉幼虫用マットのボトル詰め商品)に投入しました。
※交換用スプーンを用いると作業が楽です。
終齢での菌糸ビンの暴れ(掻き混ぜ)による縮みの回避と交換頻度を落として大きく育てる為にエサを切り替えています。
無添加につき、ボトル内で残留成分の腐敗による発酵ガスや発酵熱が発生しないのでボトルに強く押し詰めても幼虫に安心です。
ガス抜き不要、加水不要です。
因みに菌糸ビンは、オガクズの劣化(分解)が早いので2から3ヶ月毎の交換が必要ですが無添加虫吉マットは、劣化が遅いので3から4ヶ月毎の交換で大丈夫です。
こちらは、10月13日に1本目のクヌギ菌糸ビン550ccに投入した種子島産ヒラタクワガタのオスの終齢幼虫です。
天然採集品のメスで産卵セットを組んで少しだけ幼虫が出て来ました。
こちらも2本目はマットボトル850ccへ投入しました。
大きさ的には、イマイチでしたがどんな個体が羽化するのか楽しみです。
こちらは、9月8日に1本目のブナ菌糸ビン550ccに投入したスジブトヒラタクワガタ(奄美産)の大型21グラムの終齢です。
天然個体のメスから産まれた子供ですが思ったよりも大きく育っていました。
こちらも2本目は、マットボトル850ccへ投入しました。
成長速度(加齢)が早いので幼虫飼育場の20から22℃の気温だと最後の交換になると思います。
終齢になるとエサ交換のタイミングや温度、季節などで縮んでしまう事があるので上手く大きく育ってくれることを願いたいと思います。
この種類は、ここ数年、あまり大きな個体を羽化させていないのでパーソナルベストのサイズを目指して頑張りたいと思います。
虫吉 小澤様
お世話になっております。
熊本県産、種子島産の本土ヒラタクワガタも飼育しておられるのですね。
羽化状況次第では本年度の販売もあるのでしょうか?
宜しくお願い致します。
米倉
米倉様
いつもお世話になっております。
虫吉です。
コメントありがとうございます。
熊本県、種子島産ヒラタ共に入荷個体数の関係で沢山の産卵セットが組めずに
販売出来るだけの数が殖えませんでした。
今年の夏に沢山入荷しましたら天然個体の販売も可能なのですが少数の場合は、
次の累代品からの販売になるかもしれません。
宜しくお願い致します。