国産ノコギリクワガタとオキナワヒラタの最新の羽化状況

お正月明けの三連休もあっと言う間に終わり、初詣の参拝客で混雑していた近所の道路も平常通りに戻りそうです。

今日は、12月中旬以降に羽化したクワガタのボトルからの掘り出しを少しだけ行いましたので少しだけ紹介したいと思います。

ノコギリクワガタ66ミリ

画像は、2017年12月に羽化したばかりの国産ノコギリクワガタ(福岡県福津市)の66ミリの大型の水牛タイプです。

2016年の夏に採集した天然のメスから産まれた幼虫を育てました。

●下記のエサ交換のリレーで羽化させました。

  • 1本目(2016年8月14日、二齢):無添加マットボトル850cc
  • 2本目(2016年12月1日、終齢):同上
  • 3本目(2017年4月10日、終齢):同上

※最後の交換時の幼虫の体重は9グラムでした。

⇒11月20日にサナギになっているのを確認したので4本目への交換は無しです。

マットボトルについて

マットボトルの中の無添加虫吉幼虫用マットは、無添加なので発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に安心です。

加えて持ちが良いのでノコギリクワガタの場合、引っ張り(ズボラ飼育)が可能で上手くハマってくれます。

※劣化が遅いので交換間隔を4ヶ月に1回に減らす事も可能で、掘り出し時の幼虫へのストレスを軽減できます。

なお、初夏から夏に終齢のエサ交換を行うとマットのバクテリアや土壌菌が安定せずに幼虫が潜れなくなるトラブルが発生する事もあります。

なので春先に交換を済ませて夏の交換を省略するパターンで調整しています。

67ミリ

こちらは、2018年1月に羽化したばかりの国産ノコギリの水牛タイプ67ミリです。

●下記のエサ交換のリレーで羽化させました。

  • 1本目(2016年8月14日、二齢):無添加マットボトル850cc
  • 2本目(2016年12月1日、終齢):同上
  • 3本目(2017年4月10日、終齢):同上

※最後の交換時の幼虫の体重は9グラムでした。

⇒11月20日に前蛹(サナギの直前段階)になっているのを確認したので4本目への交換は無しです。

68ミリ

こちらも今年羽化したばかりの国産ノコギリ68ミリの特大サイズのオスです。

アゴが少し左右非対称な事とメスが少ないのでお蔵入りになるかもしれません。

●交換リレーは、先に紹介した2匹と殆ど同じです。

  • 1本目(2016年8月14日、二齢):無添加マットボトル850cc
  • 2本目(2016年12月1日、終齢):同上
  • 3本目(2017年4月13日、終齢):同上

※最後の交換時の幼虫の体重は10グラムでした。

⇒11月27日に前蛹になっているのを確認したので4本目への交換なし。

※数日後にサナギになっていました。

★ノコギリの成虫は、細身なので終齢時の体重が10グラムを超えると大型個体を狙えます。

オキナワヒラタ(久米島産)67ミリ

こちらは、2017年12月最新羽化のオキナワヒラタクワガタ(久米島産)67ミリの大型個体です。

画像では、上手く伝わりませんがアゴが太くて短いタイプの個体です。

●因みに下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2017年1月19日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年4月26日、終齢):無添加マットボトル850cc
  • 3本目(2017年10月14日、終齢):同上

※3本目投入時の体重は、19から20グラム。

⇒2017年11月21日にサナギになっているのを確認したので4本目への交換は無し。

終齢での菌糸ビンの暴れ(掻き混ぜ)によるサイズロスを防ぐために2本目からは、ストレスが少ない無添加マトボトルへ切り替えました。

菌糸ビンからマットへの切り替えについて

交換頻度を落としつつ、時間を掛けてじっくりと大きく育てるのが目的です。

添加剤が入っていないので食い付きも抜群です。