現在、2018年最初の幼虫のエサ交換を行っております。
今回は離島産ノコギリクワガタがメインになります。
※秋の割り出し→秋の菌糸ビン投入→年明けのマットへの交換というサイクルです。
画像は、2017年9月22日に1本目のクヌギ菌糸ビン550ccへ投入したクチノエラブノコギリクワガタの終齢(オス)14グラムです。
昨年は、久しぶりに天然個体が入荷したので産卵セットを組んで生まれた幼虫を育てています。
現時点で13から14グラムの大型の終齢が多かったのでパーソナルベストを狙えそうな感じもします。
終齢の暴れ(菌床の掻き混ぜ)によるサイズロスを防ぐために2本目は、無添加マットボトル850cc(虫吉幼虫用マットのボトル詰め商品)へ投入します。
※画像は、ボトルのフタを開けて投入用シャベルで幼虫が入る穴を開けている様子です。
無添加につき、ボトル内で残留成分の腐敗に伴う発酵ガスや発酵熱が一切発生しないので思いっきり強く固めても安心です。ガス抜き不要、加水不要です。
固く詰め込んでおくとノコギリクワガタの場合だと確実に4ヶ月に1回の交換頻度に抑える事ができます。
交換時のストレス痩せのリスクも軽減できて大型個体を狙いやすいです。
なお、詰め込みが弱すぎると途中で緩んでしまい肥大化した蛹室を作ってオスのアゴズレ(顎の非対称)や羽化不全のリスクが上がるので注意が必要です。
エサ交換用のスプーンを用いて先ほど掘った穴に幼虫を投入してフタを閉めます。
交換頻度は、前述のとおり4ヶ月に1回のズボラ気味でも大丈夫です。
今後の成長が楽しみな幼虫です。
こちらは、2017年10月8日に1本目のクヌギ菌糸ビン550ccに投入した壱岐産ノコギリクワガタの終齢14グラムの特大サイズです。
昨年の夏に入荷した天然個体で産卵セットを組んで産まれた幼虫です。
亜種に分類されていませんが明らかに体型が本土産と比べて一回りほど太くて大きい天然個体が多かったです。
本土産は、11から12グラムの状態で上手くマットで伸びると70ミリ前後を狙える事があるので、この事を踏まえても14グラムの幼虫が何ミリで羽化するのか興味が有ります。
2本目は、マットボトル850ccに投入してゆっくりと大型化させたいと思います。
※菌糸ビンだと暴れだけでなく2から3ヶ月で劣化して交換頻度が上がるのでサイズロスのリスクが高くなります。
なので4ヶ月ほど引っ張るズボラ飼育が確実に上手くハマってくれます。