イキヒラタクワガタの産卵木(幼虫)の1月の割り出しの様子

今日の福岡県北部は、風が冷たく寒い一日でした。

週の半ば以降は、先週の暖かさが一転して寒い日が続きそうです。

今回は、日曜日に行ったイキヒラタクワガタの産卵セット(産卵木を加水して埋め込みセットした容器の事)の割り出しの様子をご紹介したいと思います。

イキヒラタクワガタの産卵セットをひっくり返した様子です。

画像は、昨年の12月7日に組んだイキヒラタの産卵の容器をひっくり返した様子です。

マットには、初齢、二齢に加え小さな卵も見えます。

使用した主な飼育用品は、コバエ防止飼育ケース(中)産卵用マット産卵木LLサイズ国産プレミアムゼリー(合成保存料は不使用)です。

イキヒラタクワガタの産卵方法を紹介した記事>>

イキヒラタクワガタの卵と初齢

産卵用マットに産み付けられた小さな卵と孵化したばかりの初齢です。

イキヒラタクワガタの初齢と二齢

こちらは、二齢(左)と初齢(右)です。

幼虫は、脱皮を繰り返して頭部と体が見違えるほど大きくなって行きます。

※二齢が次に脱皮して終齢(三齢)になると更に何倍も大きく育ちます。

クワガタの幼虫の成長過程>>

朽ち木から出て来た幼虫です。

朽ち木から出て来た初齢です。

幼虫の周辺に見える坑道は、食痕(しょくこん)と呼ばれる食べた痕です。

マイナスドライバーで朽ち木を割ります。

朽ち木は、マイナスドライバーやニッパーを用いると割りやすいです。

勿論、手を怪我したり、幼虫を潰さない様に注意が必要です。

朽木片にいた幼虫

初齢は、小さいので1センチ程の厚さの朽木片にも入り込んでいる事が有るので潰さない様に慎重に割ってください。

朽ち木の中心付近にいた幼虫

朽ち木の中心付近で出て来た初齢です。

イキヒラタクワガタは、マットと朽ち木両方に産卵します。

朽ち木から出て来たイキヒラタクワガタの卵です。

朽ち木から出て来たイキヒラタクワガタの卵です。

今回は、卵の数も多く20個前後を確認しました。

割りカスの中に戻した卵

卵は、個別に管理するよりも画像の様に割りカス(割った後のマットや朽ち木片)と一緒に容器に戻して埋め込んでおくと勝手に孵化します。

※ズボラに見えますが、この方法が最も孵化率が高いです。

孵化した幼虫がある程度の大きさに育つ4週間から1ヶ月後に再びケースをひっくり返して幼虫を回収すると良いです。

クワガタの卵や幼虫は、小さいので割りカスは最低でも上記の期間だけ保管される事をお勧めします。

イキヒラタクワガタの幼虫の割り出し結果

今回は、全部で22匹の幼虫を回収しました。

※割りカスの中に埋め込んだ卵を合わせると40個以上の卵を産んでくれた事になります。

2018年2月13日追記:割りカスの中から更に26匹の幼虫が出てきました。

全部で46匹の幼虫が出てきた事に・・・。

一時管理用カップにマットを入れます。

一時管理用のカップには、無添加虫吉幼虫マットを固めずに入れて蓋を締めて4から7日ほど養生させてから二齢から優先的にブナ菌糸ビン550cc(現在は、ブナ遮光菌糸ビン500cc超固詰めタイプへ仕様変更)に投入します。

※割り出し時の傷や虚弱な幼虫を見極めるために養生期間を設けています。

カップには、幼虫管理ラベルが貼りにくいのでボトルに入れるまでビニールテープやマスキングテープで種類や割り出し日などのデータを記載して1匹ずつ貼っておくと管理ミスを防げます。

※爆産した際は、沢山書いて貼らなければならないので大変ですが手堅く1匹ずつ管理する必要があります。

マットの保管に最適なキッチンクリップ

使いきれなかったマットの保管は、ホームセンターや100円均一ショップでも出品されているキッチンクリップがあると便利です。

マットの袋の口をキッチンクリップで留めます。

画像の様にマットの袋の口を挟んで止めるだけで簡単に乾燥とコバエの侵入を防げます。

※ジッパー付き袋への移し替えは、チャックにマットのクズが噛みこんだ際に隙間が出来てしまう可能性があるのでお勧めしません。

余ったマットの保管の参考にしてみてください。