今日で1月も終わりですが2月も引き続き寒い日が続きそうです。
毎年、この時期は、風邪やインフルエンザが流行するので体調管理に気を付けて頑張りたいと思います。
今回は、先週末(1月27日)に行ったサキシマヒラタクワガタの幼虫の割り出しの様子をご紹介したいと思います。
画像は、2017年12月2日に組んだサキシマヒラタの産卵セット(産卵木を加水してセットした容器の事)をひっくり返した様子です。
既に容器の底に小さな初齢が這っている状態でした。
因みに使用した飼育用品は下記のとおりです。
- コバエ防止飼育ケース(中)
- 産卵用マット4リットル
- 国産プレミアム昆虫ゼリー(合成保存料は無添加)
- 朽ち木:クヌギ産卵木(LLサイズ)
小さな幼虫は、指で摘まむと潰れてしまう恐れがあるのでエサ交換用スプーンを用いて一時管理用カップに移すと良いです。
こちらは、マットの中から出てきた卵です。
今回は、20から25個前後のかなり多くの数の卵を発見しました。
卵は、個別に管理するよりも割りカス(使用したマットと朽ち木片)と一緒に元の容器に戻して埋め込んでおくと高確率で勝手に孵化するのでお勧めです。
約4週間から1ヶ月ほど経過後、再び容器をひっくり返して幼虫を回収すると良いです。
朽ち木は、マイナスドライバーやニッパーなどの工具を用いると割りやすいです。
画像の様に木の中にも幼虫が入っているので潰さない様に慎重に割り進む必要があります。
産卵木から出て来た卵です。
メスは、朽ち木の表面や側面をアゴで削り穴をあけ、卵を産み付けた後、器用に木屑で埋め戻します。
朽ち木の中心付近からも幼虫が出てきました。
孵化したばかりの初齢です。
まだ何も食べていない状態(未後食)なので頭部以外は真っ白です。
※回収せずに割りカスの中に埋め戻しました。
卵や初齢は、小さいので1回の割り出しで全部回収する事が困難です。
なので割りカスは、捨てずに4から1ヶ月ほど保管してから幼虫の有無を確認後に廃棄してください。
※前述の様にこの中に卵も一緒に戻しておいた方が管理が楽で確実に孵化します。
管理ミスを防ぐ為に割りカスが入った容器には、種類や産地などの情報と割り出し日を記載したメモやテープを貼っておくと確実です。
今回の割り出しで出て来た幼虫(22匹)です。
※卵は、ケースに戻したのでカウントしていません。
一時管理用カップには、無添加虫吉幼虫マットを固めずに入れて蓋を閉めた状態で5から7日ほど養生させます。
その後に傷や虚弱が無い事を見極めてからブナ菌糸ビン550cc(現在はブナ遮光菌糸ビン500cc超固詰めタイプへ仕様変更)に投入します。
※割り出して直ぐや初齢を投入すると異常個体いた場合に確実に死んでしまいエサのロスが発生するのであまりお勧めしません。
カップには、管理ラベルを貼るスペースが無いのでボトルに入れるまでビニールテープかマスキングテープに種類や産地などの情報と割り出し日を記載して1匹ずつ貼っておくと管理ミスを防げます。
1月は、あっという間に終わってしまった感じですが2月も引き続き宜しくお願いします。