今日(2月11日)の夜は、帰宅の途中で小雪が舞っており、三連休の最終日も寒い一日になりそうです。
今回は、2月最新羽化の離島産クワガタの新成虫を少しだけ紹介したいと思います。
※羽化チェックは、まだ半分残っていますので週明けは、他の作業を行う予定です。
最初に紹介する個体は、2月最新羽化のアマミヒラタクワガタ73ミリ(限りなく74ミリに近い)の大型のオスです。
こちらも前回のブログで紹介したとおり、低温の為、成長が遅れてしまい2018年になって羽化しました。
※2016年12月から2017年3月までは17から19℃前後、以降は22℃前後の気温で飼育しました。
●下記のエサ交換リレーで羽化させました。
- 1本目(2016年12月15日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
- 2本目(2017年3月9日、二齢):ブナ〃〃850cc
- 3本目(2017年5月30日、終齢):無添加マットボトル850cc(虫吉幼虫用マットのボトル詰め商品)
- 4本目(2017年10月19日、終齢):同上
⇒2017年12月15日に前蛹(サナギの直前段階)になっており、2月上旬に羽化しました。
本来は、2本目を食い上げた時点で大きく育っていたはずなのですが空調の効きが悪く、低温下で成長できなかったので3本目からエサを切り替えています。
因みに気温が低いと菌糸ビンの効果を発揮できないので2本目食い上げ時の体重は、僅か14グラムの絶望的な大きさでした。
間違いなく後半のマットボトルへ切り替え後に25グラム以上に育っている大器晩成型です。
マットボトルの中身の虫吉幼虫用マットは、無添加なので強く詰めてもボトル内で発酵ガスや発酵熱が発生しない安心の商品です。
劣化が遅いので3から4ヶ月に1回の交換で済みます。
こちらは、2月最新羽化のツシマヒラタクワガタ75ミリのオスです。
(2018年、最初の75ミリオーバーです。)
●下記のエサ交換リレーで羽化させました。
- 1本目(2017年1月19日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
- 2本目(2017年4月28日、終齢):無添加マットボトル850cc
- 3本目(2017年10月22日、終齢):同上
⇒2018年1月15日にサナギになっているのを確認⇒2月上旬羽化です。
2本目は、終齢になっていたので暴れ(掻き混ぜ)を防ぎつつ、じっくりと大きく育てる為にマットボトルへ切り替えました。
※暴れてしまうと菌床の白い部分が数日で消滅してしまうほど動き回って痩せてしまいます。
1本目で大きくなる素質を持った終齢に育ててしまえば、マットへの切り替え飼育でコンスタントに大型個体が狙えます。
前述のとおり、交換頻度を落として幼虫へのタッチを減らした方がストレス痩せのリスクを軽減できます。
こちらは、1月下旬最新羽化のオキナワヒラタクワガタ(久米島産)68ミリの大型個体です。
※太くて綺麗な個体です
●下記のエサ交換リレーで羽化させました。
- 1本目(2017年1月19日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
- 2本目(2017年4月26日、終齢):無添加マットボトル850cc
- 3本目(2017年9月23日、終齢):同上
⇒2017年12月11日に蛹室を作っていたので4本目の交換無しです。
こちらも同じく今月上旬羽化のチョウセンヒラタクワガタ(対馬産)51ミリの大型個体です。
今年最初の50ミリオーバーです。
対馬には、この種類と先に紹介したツシマヒラタの二種類が棲息しています。
●下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2017年5月6日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
- 2本目(2017年9月5日、終齢):無添加マットボトル850cc
⇒2017年1月18日に蛹になっているのを確認したので3本目への交換無しです。
明日以降も大型個体が出てきたら紹介します。
いつもおせわになります。無添加むしきちマットでほんどヒラタクワガタを加温したり、しなかったりする環境で飼育していますが、こんな飼育はだめですか?
こうちゃん様
いつもお世話になっております。
クワガタ工房 虫吉です。
コメントありがとうございます。
幼虫は、一日の気温の格差(日格差)が低い場所での飼育をお勧めします。
暖房と低温の繰り返しは、成長不良の原因にもなり、余り良く有りませんので避けておかれる事をお勧めします。