3月に入り、こちら九州北部でも日中は暖かい春の陽気になっています。
庭の梅の花が見ごろを迎えつつあります。
今回は、昨日から行っている離島産などクワガタの幼虫のエサ交換の様子をお伝えしたいと思います。
先ず、最初は2017年11月17日に1本目のクヌギ菌糸ビン550ccに投入したトクノシマノコギリクワガタの終齢です。
若干、引っ張り気味なので既に大きく育っていますが上手く行くと70ミリオーバーを狙えそうな体重になっています。
2本目は、終齢での暴れ(菌床の掻き混ぜ)を防ぐために無添加マットボトル850cc(虫吉幼虫用マットのボトル詰め商品)に投入しました。
無添加につき、固く詰めてもボトル内で残留成分の腐敗による発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に安心な上に食いつきが良いです。【ガス抜き不要、加水不要】
劣化が遅く持ちが良いので確実に4ヶ月前後の引っ張り(通称:ズボラ飼育)が可能です。
交換頻度を落とす事で急激な環境差によりストレスで痩せてしまうリスクを軽減できます。
無添加ですが優良なバクテリアや土壌菌は活きていますので幼虫が大きく育ってくれます。
こちらは、少し前にも紹介しましたがヤクシマノコギリクワガタの終齢13グラムです。
12月6日に1本目のクヌギ菌糸ビン550ccに投入して今月の交換を迎えました。
今年は、1本目を食い上げた時点で13グラムが最大重量です。
但し、全体的にアベレージが高いんで2本目以降で大化けしてくれればと思っています。
◆先月紹介した幼虫の記事>>>
最初に紹介した個体と同様に2本目は、マットボトル850ccに投入してじっくりと大きく育てる作戦です。
こちらは、3本目の交換を迎えたトクノシマヒラタクワガタの終齢27グラムです。
- 1本目(2017年5月14日)にブナ菌糸ビン550cc⇒
- 2本目(2017年8月17日)に無添加マットボトル850cc
交換漏れで超引っ張り飼育になってしまいましたが順調に大きく育ってくれました。
3本目も引き続きマットボトル850ccに投入しました。
20から22℃の環境で既に10ヶ月を迎えつつあるので今回の交換でサナギになると思います。
先月、紹介した30グラムの終齢には及びませんが交換ストレス痩せをせずに大きく育ってほしいと思います。
こちらは、国産オオクワガタ(佐賀県神埼産)の終齢35グラムです。
※脱糞しても35グラムでした。
●エサ交換のリレーは、下記のとおりです。
- 1本目(2017年8月1日、初齢):クヌギ菌糸ビン550cc
- 2本目(2017年11月10日、終齢):クヌギ〃〃850cc
但し、今回は、30グラムオーバーの幼虫が想定外だったので1500ccの準備が出来ておらず、仕方が無く2本目同様、850ccに投入しました。
少し心配ですが無事に育ってくれる事を願っています。