3月もあっと言う間に半分以上が終わり徐々に春らしい気候になり始めました。
里山では、ツクシやタケノコも顔を出し始めました。
今回は、週末に行った幼虫のエサ交換の様子を少しだけ紹介したいと思います。
先ず、最初は今回3本目の交換ために掘り出したタカラヒラタクワガタのオスの終齢23グラムです。
●これまでの交換リレーです。
- 1本目(2017年7月27日)二齢:ブナ菌糸ビン550cc
- 2本目(2017年10月24日):無添加マットボトル850cc(虫吉幼虫用マットのボトル詰め商品)
※終齢幼虫での菌糸ビンの暴れによるサイズロスを防ぐために2本目からエサを切り替えています。
この種類は、横幅が広いので70ミリオーバーを出すのが難しいですが過去の経験上、この体重でギリギリ70ミリに届くかどうかです。
3本目も引き続き、無添加マットボトル850ccへ投入しました。
一般的な添加剤発酵のものと異なり、残留成分の腐敗に伴う発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に優しいです。
持ちが良いので固く詰め込んだ状態でタカラヒラタの場合だと3から4ヶ月に1回の交換頻度に抑える事ができます。
おそらく、初夏にサナギになると思います。
どれくらいの大きさになってくれるか今後が楽しみです。
こちらは、以前から羽化紹介をしている2016年の産卵セットから生まれた本土ヒラタクワガタの幼虫の残党です。(20グラムです。)
空調の調子の関係で冬場の飼育温度が低くなり無意味に幼虫期間が長くなってしまいました。
2016年に採取したのヒラタの幼虫は、殆どが今月に入り羽化しているのですが今回の分だけが未だ幼虫のままです。
●下記のエサ交換リレーで飼育中です。
- 1本目(2016年12月17日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
- 2本目(2017年4月4日、二齢のまま):ブナ菌糸ビン850cc
- 3本目(2017年6月5日、終齢):マットボトル850cc
- 4本目(2017年10月19日、終齢):同上
5本目のエサも同上。
※こちらも前述の理由で菌糸ビン→マットへの切り替え飼育を行いました。
今回で5回目の交換になってしまいましたが無事に大きな個体で羽化してくれる事を願っています。
こちらも今回で4回目の交換を迎えたゴトウヒラタクワガタ(若松島産)のオスの終齢22グラムです。
●下記のエサ交換リレーで飼育中です。
- 1本目(2017年2月21日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
- 2本目(2017年5月18日、終齢):無添加マットボトル850cc
- 3本目(2017年10月5日、終齢、20グラム):同上
3本目で2グラム大きくなっていました。
※4本目のエサも同上です。
こちらも初夏に蛹化が始まると思いますので今後が楽しみです。
こちらは、2017年12月23日に1本目のクヌギ菌糸ビン550ccに投入して今回の交換を迎えたアマミヒラタクワガタの終齢26グラムです。
昨年の秋に余った天然のメスで産卵セットを組んで産まれた幼虫です。
冬場の温度が安定しにくい時期にも関わらず大きく育ってくれました。
こちらも今回の2本目からマットボトル850ccへ切り替えました。
次の交換時にどれ位の大きさになっているか今から楽しみです。