本土ヒラタクワガタ(熊本県産)とトクノシマヒラタの大型個体の羽化情報

今日も福岡県は、晴れの暖かい一日を迎えています。

但し、来週末以降は、一時的に気温が下がって花冷えの予報が出ているようです。

今回も3月最後のクワガタの羽化チェックで掘り出した個体を少しだけ紹介したいと思います。

本土ヒラタ(熊本県産)63ミリ

画像は、3月中旬に羽化したばかりの本土ヒラタクワガタ(熊本県益城産)62ミリのオスです。

アゴの形状は、シャープな感じですが内歯の小突起のギザギザがハッキリとしたカッコ良い個体だと思います。

※産地変異ではなく、ただ単に個体差だと思いますが・・・

昨年の夏に天然採集のメスで産卵セットを組み、産まれた幼虫を育てました。(産卵方法の詳細>>

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2017年9月15日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年12月25日、終齢):マットボトル850cc(無添加虫吉幼虫マットのボトル詰め商品)

⇒2018年2月11日に蛹になっているのを確認したので3本目の交換は無し。

※2本目からは、いつもの様に終齢での菌糸ビンの暴れ(菌床のかき混ぜ)を防ぐため、無添加虫吉マットボトルでの飼育へ切り替えました。

菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について>>

マットボトルについて

添加剤が一切入っていないので、ボトル内での残留成分の腐敗による有害な発酵ガスや発酵熱が発生せず、ボトルにカチカチに固く詰めても幼虫にとって安心安全です。

持ちも良いので固く詰めさえすれば3から4ヶ月間は交換せずに済み交換頻度を抑えて幼虫への負担も軽減してくれます。

※水を加えると劣化が早まるので無加水で使用してください。

熊本県産に関しましては、今年の2月上旬に紹介した18から20グラム級の完全マット飼育組の今後の羽化が楽しみです。

2018年2月3日のブログ記事

トクノシマヒラタ74ミリ

こちらも3月最新羽化のトクノシマヒラタクワガタの74ミリの特大サイズのオスです。

※先週末に紹介した個体と全く同じサイズです。(75ミリに近いです)

3月23日の羽化を紹介したブログ

昨年の春から初夏に産卵セットを組んで産まれた幼虫を育てて羽化させました。

●エサ交換のリレーは、下記のとおりです。

  • 1本目(2017年6月6日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年9月11日、終齢):マットボトル850cc

⇒2018年2月1日に蛹室(サナギの部屋)を作っていたので3本目の交換は行っていません。

徳之島からは、毎年少量ながら天然個体が入荷していたのですが奄美群島に含まれるので世界自然遺産と同時に採集が禁止される可能性がゼロではありません。

今年の入荷の有無のお問い合わせに関しましてはお答えできません。


本土ヒラタクワガタ(熊本県産)とトクノシマヒラタの大型個体の羽化情報” への3件のコメント

  1. いつもおせわになります。成虫が冬眠から動き始めてきたのですが、マット交換したほうがいいのですか?ちなみに、マットはむしきちさんのココパウダーマットで劣化していません。

    • こうちゃん様

      いつもお世話になっております。
      コメントありがとうございます。
      マットは、劣化が進んで水っぽく(ベチャベチャに)なっていなければ直ぐの交換の必要は有りません。
      但し、昨年からのマットは、これから気温が上がってクワガタが活動を開始すると食べこぼしや排泄物で不衛生になってしまう場合も有りますので様子を見ながら交換してください。

      宜しくお願い致します。

  2. ありがとうございます。むしきちさんのココパウダーマットはもちが良く本当に劣化しにくいし、クワガタの越冬に適してますね。これからも、よろしく!

コメントは受け付けていません。