アマミコクワガタとトカラコクワガタの2018年春の羽化状況

日をまたいでしまいましたが今日(4月5日)は、午後から久しぶりの雨になりましたが暖かい一日でした。

今回は、3月中旬から下旬に掛けて羽化した新成虫を紹介したいと思います。

アマミコクワ34ミリ

画像は、3月22日に羽化したばかりのアマミコクワガタ34ミリの大型のオスです。

※羽化して間もないので未だ翅が真っ赤です。

リュウキュウコクワの仲間で本土に生息する種類よりも小型でアゴが短いのが特徴です。

昨年の秋に産卵セットを割り出して出て来た幼虫を育てました。

※今年の冬は、昨年よりも2から3度くらい高めの21から22℃で飼育したので少しだけ早く羽化しているようです。

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2017年9月17日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年12月17日、終齢):虫吉オオクワマット(飼育ボトル550ccにオリジナル木製プレスで強く押し固めた物)

⇒2018年2月19日に前蛹(サナギに変化する前段階の幼虫)になっているのを確認したので3本目の交換なしです。

幼虫は、小さい分だけ成長(加齢)速度が早く、菌糸ビン飼育の際に終齢で突然暴れ始めて激縮みを起こしてしまう事が多いです。

小型化防止の策で2本目からマット飼育へ切り替えて更にじっくりと成長させました。

ボトル詰めの際は思いっきり強く押し固めてください。

詰めが弱いと投入後に緩んだり、乾燥が早まって上手く羽化できない場合もございます。

36ミリ特大のオス

こちらも3月中旬に羽化したばかりのアマミコクワ36ミリの特大のオスです。

小型種なので写真で大きさをお伝えするのが難しいですが現時点で今シーズンの最大サイズです。

●エサ交換リレーは、下記のとおりです。

  • 1本目(2017年9月14日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年12月17日、終齢):オオクワマット(550ccボトル)

⇒2018年3月2日にサナギになっているのを確認したので3本目の交換無し。

※2本目からは、前述のとおりエサの切り替えを行なっています。

菌糸ビンからマットへの切り替えについて>>

昨年は、例年よりも少し多めに産卵セットを組んだのでこれからも羽化すると思います。

トカラコクワ49ミリのオス

こちらは、3月下旬に羽化したばかりのトカラコクワガタのオス49ミリの特大サイズのオスです。

赤みと光沢が強いのが特徴です。

昨年の夏に産卵セットを割り出して出て来た幼虫を育てて羽化させました。

※昨年(2017年羽化個体)とは別の血筋になります。

●エサ交換リレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2017年8月13日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年12月1日、終齢):オオクワマット(550ccボトル)

⇒2018年3月10日にサナギになっているのを確認したので3本目の交換無し。

メスが極端に少ない可能性が高いのでペアが成立が厳しいかもしれません。