スジブトヒラタやトカラノコギリなど最新の羽化のクワガタの情報

今週末の九州北部は、先日までの初夏の様な天候が嘘の様に気温が低くなりそうです。

今日は、現在行っている最新羽化個体の掘り出しで出て来たものを少しだけ紹介したいと思います。

スジブトヒラタ(奄美大島)64ミリ

先ず最初は、3月下旬に羽化したばかりのスジブトヒラタクワガタ(奄美大島)64.5ミリの大型個体です。

先月、このブログで紹介した64ミリの兄弟になります。
※エサ交換のリレーとサイズが全く同じです。

羽化を紹介した以前のブログ記事

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2017年8月4日、初齢後期):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年10月29日、終齢):マットボトル850cc(無添加虫吉幼虫用マットのボトル詰め商品)

⇒2018年2月1日に蛹室(サナギの部屋)を作っているのを確認したので3本目の交換無しです。

※終齢での菌糸ビンの暴れ(掻き混ぜ)を防ぐため、いつもの様に2本目から無添加虫吉マットボトルでの飼育へ切り替えました。

菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について>>

マットボトルについて

当店の幼虫用の昆虫マットには、添加剤が入っていないのでボトルにカチカチに固く詰めても添加剤特有の致死に至るような有害発酵ガスや発酵熱が発生しないので安心、安全です。

さらに持ちが非常に良いので今回の交換リレーのとおり、3から4ヶ月間は交換せずに済みます。

交換頻度を落として幼虫へのタッチ回数を減らす事でストレス痩せを軽減できます。

スジブトヒラタ(奄美大島産)64ミリ

こちらも先ほどの個体と兄弟のスジブトヒラタ(奄美大島)64ミリです。

交換リレーも同じなので省略させていただきます。

先ほどの個体同様にアゴの形と翅のスジが綺麗な個体です。

徳之島産も合わせて少しずつ羽化していますが年末に紹介した20グラム級の羽化は、もう少し先になりそうです。

2017年12月29日の20グラムの幼虫の記事

トカラノコギリ中之島産65ミリ

画像は、3月下旬羽化のトカラノコギリクワガタ(中之島)65ミリ(限りなく66ミリに近い)綺麗なオスです。

昨年6月3日に割り出した幼虫を育てて羽化させました。

2017年6月3日の割り出しの様子>>>

●エサ交換のリレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2017年6月8日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年9月17日、終齢):マットボトル850cc

⇒2018年2月5日に前蛹(サナギになる直前段階)になっているのを確認したので3本目の交換無し。

春になって少しずつ羽化していますので翅が硬くなり次第に出品しております。

本土ヒラタ(熊本県産)63から64ミリ

画像は、4月上旬羽化の本土ヒラタクワガタ(熊本県益城産)63ミリの大型のオスです。
※限りなく64ミリに近いです。

昨年の夏に入荷した天然のメスでセットを組み産まれた幼虫を育てて羽化させました。

●エサ交換のリレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2017年9月15日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年12月25日、終齢):マットボトル850cc

⇒2018年2月8日に蛹室を作っていたので3本目の交換無し。

春になって本格的な羽化が始まっていますので今後が楽しみです。