5月の連休明けは、天気が崩れて少し肌寒い日が続いております。
週末には、全国的に気温が上がり夏日になる地域も多い予報が出ています。
※生き物を出品しているとお届け先の地域の天候を毎日チェックして保冷対策や発送方法を変えているので気温が上がり始める5月以降は、「天気予報オタク」みたいになってしまいます。(完全に職業病です。)
今日は、夕方から少しだけ羽化した新成虫の掘り出しを行ったので紹介します。
こちらは、4月最新羽化のオニクワガタ(福岡県英彦山産)22ミリの大型のオスです。
昨年の夏の終わり(初秋)に自販機の灯りの下で見つけたメスでセットを組み産まれた幼虫を育てました。
繁殖方法は、産卵マットに湿らせた朽ち木を埋め込む方法で行いました。
基本的にマット産みですが天然個体につき幼虫の数はイマイチでした。
標高が高い涼しい場所に生息しているので冷房で20℃前半をキープして飼育しました。
羽化から活動までの休眠期間が殆ど無く、発生後(活動開始後)直ぐに産卵可能な種類です。
●2017年12月上旬に割り出した幼虫を下記のエサ交換リレーで羽化させました。
※幼虫の飼育温度は、20から22℃の範囲内。
・1本目(2017年12月8日、二齢):無添加虫吉幼虫マット(飼育ボトル550ccに木製プレスを用いて軽く詰めた物)
※現在は、飼育ボトル550ccが終売になりましたので代わりに遮光クリアボトル500ccを販売しております。
この種類は、サイクルが早いので1本で羽化しました。
こちらは、オス23ミリの画像です。
現時点で最大サイズです。
エサ交換のリレーは、最初に紹介した22ミリと全く同じです。
小型の種類ですがアゴの形状が独特でカッコ良いです。
こちらは、オニクワガタのメスで大きさは19ミリ前後です。
※ミヤマに近い種類とされていますので真上から見ると胸部や上翅の色艶や形状が微妙に似ています。
ここから先は、年明けから紹介している越年個体の紹介です。
こちらは、今年に入って何回か紹介している2017年の夏に入荷したアマミノコギリクワガタのメス33ミリの越年(年越し)個体です。
連休明けの本日(2018年5月8日)の時点で未だ元気な状態で2回目の夏を迎えてくれそうです。
連休前にお客様よりお電話で今年の初めまで天然のアマミノコギリがペアで生きていたという情報をいただきました。
残念ならがオスが春先に逝ってしまったとの事ですがメスが子孫を残して未だ生きているとの事で驚きました。
過去に2回目の越年をして5月まで生きていた事があるので更なる長寿にチャレンジしたいと思います。
こちらも以前からブログで紹介している2017年8月に採集された天然ノコギリクワガタ(福岡県田川産)のオスです。
左の触角が欠損した個体なので出品せずに個人的に大切に飼育しています。
こちらは、少し老化が始まり唇のブラシが少し固化していますが何とか今年の夏まで頑張って欲しいと思っています。
連休明けも面白い情報があれば紹介したいと思います。
虫吉様、こんにちは。
いつも飼育用品でお世話になっている、静岡県のBUGこと桑畑です。
遂に虫吉様にもオニクワガタが登場ですか!
素晴らしいです☆
自分の住んでいる静岡県では、恐らく標高の高い富士山辺りに行かないと採集出来ないでしょうし、自分自身も一度しか実物を見た事が無い為、虫吉様の方で天然のWD♀から産卵・羽化までさせた記事を読んで興奮しました!
実は、今年東北の採集仲間の方が灯火採集で採集したオオクワガタを送ってくれるかも知れないのですが、その際、一緒に採れたアカアシクワガタ・ヒメオオクワガタ・オニクワガタなんかも送ってくれるかもしれないので今から楽しみにしているのですが、オニクワガタはヒラタクワガタやノコギリクワガタなんかの産卵セットで産卵させる事が出来るんですね。
もしも天然のオニクワガタが貰えた際は、試してみようかなと思います。
勿論、その際は虫吉様のマットを購入させて頂きます!
オニクワガタはじめ、ミヤマクワガタ・アカアシクワガタ・ヒメオオクワガタなんかの高山性のクワガタは飼育や産卵が難しいイメージがありましたが、虫吉様の今回の記事を見たらチャレンジしたくなりました。
見応えのあるブログ記事をありがとうございました☆
BUG_SHIZUOKA様
いつもお世話になっております。
コメントを頂きありがとうございます。
実は、私も天然のオニクワガタを昨年の秋に初めて見ました。
天然個体は、ミヤマクワガタ同様に少し短命なクワガタなのですが休眠期間が短いので次の累代飼育で
数を増やしたいと思っております。
東北は、クワガタの種類や数が豊富だとメーカーさんやお客様からも耳にしています。
九州からだと簡単に行ける場所では無いので現地の方が羨ましい限りです。
今後とも宜しくお願い致します。