チョウセンヒラタクワガタの産卵セット(幼虫40匹)の割り出し【2018年5月】

5月の連休の最終日から肌寒い日が続いていますが週末から本来の気温に戻りそうです。

今回は、連休明けに行った割り出しの様子をお伝えします。

産卵セットをひっくり返した様子です。

画像は、今年の3月2日に組んだチョウセンヒラタクワガタの産卵セット(産卵木をセットした容器)をひっくり返した様子です。

マットから沢山の二齢が顔を出しています。

●今回、使用した主な飼育用品です。

詳しいセット方法を紹介した記事

マットから出てきた幼虫

マットから出てきた幼虫です。

左の大きな方が二齢で右の2匹は初齢です。

※大きな初齢(右側の下の方)は、成長しきっているので数日後には脱皮して二齢になると思います。

たった1回の脱皮で頭部が何倍も大きくなるのが画像から分かります。

クワガタの成長過程の紹介>>

スプーンでカップに運び入れます。

小さな幼虫は、指で持つよりも専用スプーンで掬い上げて管理用カップに運び入れると潰しのリスクを軽減できます。

2ミリほどの卵です。

こちらは、マットの中から出てきた卵です。

大きさは、約2ミリ前後位だと思います。

卵から孵化している最中

室内での撮影なので少し分かりにくいですが卵から孵化している最中の様子です。

今回は、こちらも合わせると10個前後の卵が出てきました。

後から割りカスの中に埋め込んでおくと勝手に孵化して育つので特別な管理の必要はありません。

朽ち木を割った様子

朽ち木をマイナスドライバー(工具)を用いて割った様子です。

初齢から二齢へ脱皮したばかりの2匹がお尻に殻を付けたまま並んで出てきました。

上の破片からも幼虫が見えます

割りカスを保管しています。

卵や初齢は、非常に小さいので一度に全部の回収が困難です。

割りカス(使用したマットと朽ち木片)は、元のケースに戻して保管します。

※ケースには、種類などの情報と割り出し日を記載したテープやメモを貼って管理してください。

前述のとおり、卵や孵化して間もない初齢も一緒に入れて埋め込んでおくと勝手に孵化して育っています。

4週間から1ヶ月後に再びひっくり返して確実に全回収すると良いです。

※割りカスの野外放棄は、万が一、幼虫が残っていた場合に生態系に悪い影響が出るので必ず、回収ゴミ(週2回出すゴミ)に出して処理してください。

40匹の回収結果

今回は、初齢と二齢を合わせて合計40匹を回収できました。

※割りカスの中には、確実に10個前後の卵が残っているので最終的には50匹くらいになると思います。

カップに入れて養生させます。

一時管理用カップには、無添加虫吉幼虫マットを固めずに入れて養生させます。

4から7日ほど経過して傷や異常がない二齢をブナ菌糸ビン550cc(現在は、ブナ遮光タイプ500ccへボトルの仕様変更あり)に投入する予定です。

※割り出し直後や初齢を投入すると異常がある個体がいた場合に確実にエサのロスが発生するのでお勧めしません。

55ミリオーバーを目指して頑張りたいと思います。