国産ヒラタクワガタ(本土ヒラタ)のマット飼育、切り替え飼育の双方で大型個体の羽化

今週末は、夏の様な蒸し暑い一日になりました。

日曜日の福岡県の気温は、30℃の予報が出ており、今年は5月下旬なのに7月並の気温になっています。

週末は、5月に羽化した国産ヒラタクワガタ(本土ヒラタ)の新成虫の掘り出しを行いました。

マット飼育切り替え飼育の双方で大きな個体が羽化しています。

今回は、タイミング良く、複数の産地の個体が出てきたので紹介します。

国産ヒラタ(熊本県益城産)64ミリ

こちらは、国産ヒラタ(熊本県益城産)64ミリの大型のオスです。

今年の2月に紹介した幼虫が羽化した個体ですが、やはり1本目の投入時に既に終齢になっていた事や春先の暖房効きすぎ事故の影響もあり、2本目で早期羽化してしまいました。

2018年2月3日の幼虫の記事>>>

アゴの内歯の小突起(鋸歯)がハッキリとした力強い感じの個体だと思います。

●エサ交換のリレーは、下記のとおりです。

  • 1本目(2017年9月15日、終齢):マットボトル850cc(無添加虫吉幼虫用マットのボトル詰め商品)
  • 2本目(2018年2月3日、終齢):同上

⇒4月12日に蛹になっているのを確認したので3本目への交換無し。

割り出し時に既に終齢だった割には、大きく育ってくれたと思います。

マットボトルについて

無添加なのでボトル内で発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に優しいです。

持ちが良いので確実に3から4ヶ月に1回の交換で済み、ストレス痩せのリスクを軽減できます。

熊本県益城産65ミリ

こちらは、同じく5月最新羽化の熊本県益城産の65ミリの大型個体です。

昨年の夏に入荷した天然個体を産卵させて産まれた幼虫を羽化させました。

詳しいセット方法を紹介した記事

先程の個体と同様に割り出し時に既に終齢まで育っており、1本目から完全マット飼育を行いました。

※1本目⇒2本目への交換の際に概ね18から20グラムまで育っていましたが暖房が効きすぎて早期羽化してしまった様です。

エサ交換のリレーは、先ほどの個体と全く同じなので省略させていただきます。

宮崎県産67ミリ

こちらは、国産ヒラタ(宮崎市産)67ミリの大型個体です。

※宮崎県産では、今季の最大サイズです。(2018年5月時点)

こちらも昨年の夏に入荷した天然のメスから産まれた幼虫を育てて羽化させました。

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2017年9月25日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年12月29日、終齢):マットボトル850cc

⇒2018年4月10日に蛹になっていたので3本目の交換無しです。

2本目からは、終齢幼虫での菌糸ビンの暴れ(掻き混ぜ行動)を防ぐためにマットボトルでの飼育へ切り替えました。

暴れてしまうと激ヤセしてしまいます。

福岡県福津市産69ミリ

こちらは、現時点で今季最大サイズの国産ヒラタタ(福岡県福津市産)69ミリです。

※70ミリまで0.数ミリだけ届きませんでした。

こちらも昨年の夏に採集した天然のメスでセットを組んで産まれた幼虫を羽化させました。

産卵方法はこちら>>

●エサ交換リレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2017年9月11日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年12月3日、終齢):マットボトル850cc

⇒2018年4月11日に既に蛹になっていたので3本目の交換無しです。

エサの切り替え理由は、前述のとおりです。

今年は、年明けから暖房が効きすぎて全体的にサイズのロスが大きい様ですが後半は、70ミリオーバーを狙って頑張ってみたいと思います。