九州南部に引き続き、九州北部も例年よりも早く5月で梅雨入りをしました。
夜にブログを書いている最中でも少し蒸し暑く感じます。
本日は、5月最後の羽化チェック(掘り出し)で出てきた新成虫を紹介したいと思います。
画像は、5月最新羽化の壱岐産ノコギリクワガタの水牛69.9ミリ(限りなく70ミリに近い)の大型個体です。
何故か壱岐産は、アゴ先が内側に湾曲せずに真っ直ぐに伸びる個体が多いです。
写真の個体は、昨年の夏に入荷した天然のメスから産まれた幼虫を育てて羽化させました。
●エサ交換のリレーは、下記のとおりです。
- 1本目(2017年10月9日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
- 2本目(2018年1月10日、終齢):無添加マットボトル850cc(無添加虫吉幼虫用マットのボトル詰め商品)
⇒2018年4月に蛹になっているのを確認したので3本目の交換無し。
終齢での暴れ(菌床の掻き混ぜ)を避けてじっくりと育てる為に上記のとおりエサを切り替えました。
添加剤が入っていないので、ボトルに固く押し固めても有害な発酵ガスや発酵熱が発生せず、幼虫にストレスや刺激を与える事がないため安心安全です。
【ガス抜き不要、加水不要です。】
加えて持ちが良いので今回の様に3から4ヶ月間も交換なしで大丈夫です。
※交換頻度を抑えた方がストレス痩せのリスクが減るので大型化しやすいです。
なお、加水は不要です。
壱岐産は、14グラム前後の大型の終齢が何匹かいたので今後の羽化が楽しみです。
こちらの画像も5月に羽化したばかりのヤクシマノコギリクワガタのオス61ミリの大型水牛です。
アゴの湾曲が効いたカッコ良い個体だと思います。
昨年の初夏から夏に掛けて入荷した天然のメスを産卵させて生まれた幼虫を羽化させました。
●下記のエサ交換リレーで羽化させました。
- 1本目(2017年10月13日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
- 2本目(2018年1月10日、終齢):マットボトル850cc
⇒4月に蛹になっていたので3本目への交換を行っておりません。
2本目からは、最初に紹介した壱岐産同様のエサ交換で羽化させました。
こちらも同じくヤクシマノコギリの61ミリの大型のオスです。
今回、紹介した個体は2匹ともアゴが鋭く湾曲した赤くて格好が良い個体です。
エサ交換リレーは、先ほどの個体と全く同じなので省略します。
今後も更なる大型個体が羽化する予定です。
これからが楽しみです。