こちら九州北部も木曜日から本格的な梅雨の大雨が続いております。
木曜日は、夕方に奄美からの天然アマミノコギリクワガタの第二便が無事に到着しました。
仕分けと容器の移し替え、尺寸、出品を行っているといつの間にか日が変わって7月6日の深夜の2時になってしまいました。
急に大雨(滝の様な豪雨)になって自宅に帰れなくなってしまったので、到着した個体の紹介をしたいと思います。
こちらは、最新入荷の天然アマミノコギリの74ミリの大型個体(大水牛)です。
個人的な意見ですがこの種は、アゴの湾曲が鋭い上に極太系のなので世界最高峰のカッコ良さと思います。
しかも80ミリを超える野外採集例も存在します。
実は、過去の記録では、79.5ミリが野外採集品の最大サイズだとされていましたが今年の7月1日に80ミリを超えるサイズ(81ミリ)が野外で採集されており更新されると思います。
※但し、野外品のギネスの測定は、生きた状態ではなく、纏足(てんそく)標本にして乾燥した状態で行われるので大型個体の場合、生きていた頃と比べて1から1.5ミリほど縮んで小さくなるそうです。
この種類の面白いところは、大きさや太さの他に個体差にあると思います。
外に大きく湾曲するタイプです。(画像は、73ミリ)
弧を描く様な湾曲の個体です。(画像は、72ミリ)
次に紹介するのは、久し振りに見かけたオスの珍しい個体です。
画像は、アマミノコギリ65ミリの金粉被りの個体です。
※現地では、キンプンと呼ばれています。
泥が付着している様に見えますが実際は、体色です。
この種類は、天然個体に限り、何故か体全体もしくは部分的に黄土色の色素変異がモザイク状に現れる事があります。
脚の一部分だけ黄土色の個体がいたりしますが発生理由は不明です。
※メスや小型のオスの場合、体全体に金粉を塗した様な個体もいるそうです。
今回は既に出荷してしまった分でメスも何匹かいたのですが異常や擦れでは無いのでご安心ください。
因みに飼育下では、発生した事がありません。
因みにこの種類は、リュウキュウノコギリの亜種なので頭楯(とうじゅん)と呼ばれる頭部の先端部分(口の部分のクチバシ状の突起)の先端が二股になって前方上方向に突き出します。
本土に生息する種類との違いの一つなので比較してみても面白いかもしれません。
7センチを超える大型個体のアゴの太さは、なんとも言えません。
【野外採集品に関する安心の5項目】
・当店では、越冬個体や産卵過多のメス、欠損、麻痺、穴傷がある野外採集品の販売を一切行っておりません。
・販売個体は、全て採集直後から保管、出荷(お届け)まで一貫して1匹ずつ個別管理を行なっております。
・クワガタのコンディションを維持する為に真夏は18℃の冷温室で涼所保管を行なっています。
・餌には、国産プレミアム昆虫ゼリーやプロゼリー(いずれも合成保存料無添加)を与えています。
・ダニ取りマットでダニを除去してから出荷しております。
以上の徹底した管理を行い厳選したペアをお届け致しております。
★勿論、死着補償と業界初のお届けから3日間の死亡補償付きです。