日が変わってしまいましたが7月26日は、福岡県でも高温注意報が出るほど暑い一日でした。
※因みに今年は、生まれて初めて38℃の気温を体感しました。
今晩もいつもの様に深夜のクワガタ、カブトムシの樹液採集に出掛けましたが熱帯夜のせいか、遅い時間帯にも関わらず暑く感じました。
※樹液採集とは、クヌギやコナラなどの雑木が出す樹液に集まった昆虫を採集する方法の事です。
早速、樹皮の裂け目から出ている樹液に集まっていた本土ヒラタクワガタの小型のオスとメスを発見しました。
本来は、梅雨の半ば頃から徐々に発生が始まるのですが今年は梅雨の前半の雨が少なく、樹液が出ている木が余り無かったので探すのに苦戦しました。
※しかも全体的に少し小振りなサイズが多い感じです。
梅雨が明けると大型の昆虫の発生が始まるので警戒して数が少なくなる上にメスも産卵を済ませて個体数が減ってしまいます。
こちらも別の採集ポイントで見つけた小型の本土ヒラタのオスです。
ツルの陰に隠れて樹液を独り占めしています。
こちらは、幹から出ている樹液に集まっているノコギリクワガタの小型のペアです。
小型の個体は、アゴが直線的で発達しておらず喧嘩が弱いので大型のオスがいないタイミングを見計らって子孫を残そうとします。
※小さな分だけ小回りと俊敏性がありチョコチョコした動きをします。
こちらは、樹液に集まっていた小型のカブトムシのオス2匹です。
小さいですが角をチョコチョコと突き出して小競り合いをしていました。
樹上の枝付近から出ている樹液に適当に長網を当てるとブンブンと羽音を立てながら複数のカブトが入って来ました。
こちらでは7月下旬から8月が本格的な発生シーズンになるのでいつもの光景です。
勿論、小型の物や穴がある個体は、リリース(持ち帰らない)です。
私達が育てているドングリの森で見かけたカブトのメスです。
メスは、満月の夜にオスとの出会いや繁殖のために活性すると言われていますが、確かに少しずつ個体数が増えている様です。
こちらも植樹した森の細いクヌギの樹液に集まっていた大型のカブトのペアです。
こちらは、これからお盆前の週くらいが発生のピークになる事が多いですが何とか80ミリオーバーを採集できればと思っています。
今年は、屋久島の採集をお願いしている採集家のスケジュールの都合で例年よりも入荷数が少ないですが好評出品中です。
今回の入荷分で天然の屋久島産ヒラタが1ペアだけ入荷していました。
59ミリ(限りなく60ミリに近いサイズ)でカッコ良い綺麗な個体です。
今年最初で最後の入荷になってしまうかもしれません。
今回は、38から41ミリのヤクシマコクワガタが少しだけ入荷していました。
赤みが強く綺麗な個体が多いです。
今回は、過去最大の45ミリの超特大サイズがいましたが残念ながら越冬個体だったので流石に出品せずにお蔵入りにしました。
まだまだ暑い夏が続きそうですが頑張って昆虫の情報をお伝えしたいと思います。
【野外採集品に関する安心の5項目】
・当店では、越冬個体や産卵過多のメス、欠損、麻痺、穴傷がある野外採集品の販売を一切行っておりません。
・販売個体は、全て採集直後から保管、出荷(お届け)まで一貫して1匹ずつ個別管理を行なっております。
・クワガタのコンディションを維持する為に真夏は18℃の冷温室で涼所保管を行なっています。
・餌には、国産プレミアム昆虫ゼリーやプロゼリー(いずれも合成保存料無添加)を与えています。
・ダニ取りマットでダニを除去してから出荷しております。
以上の徹底した管理を行い厳選したペアをお届け致しております。
★勿論、死着補償と業界初のお届けから3日間の死亡補償付きです。