壱岐産ノコギリクワガタ70ミリ、ミシマイオウノコギリ69ミリの羽化

非常に強い台風24号の接近に伴い九州北部でも少しずつ風が強まり天気が崩れ始めました。

今回は、週末に行った羽化チェックで出てきた離島産ノコギリクワガタ大型個体を紹介したいと思います。

壱岐産ノコギリクワガタ70.8ミリ

画像は、ボトルから出したばかりの9月最新羽化の壱岐産ノコギリクワガタのオス70ミリ(約70.8ミリ前後)の超特大サイズです。

現時点でのパーソナルベストです。

ガッチリとした独特の雰囲気の個体です・

昨年の夏に入荷した天然個体を産卵させて産まれた幼虫を下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2017年11月17日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2018年2月18日、終齢):無添加マットボトル850cc

⇒8月17日に蛹になっているのを確認したので3本目の交換無しです。

終齢になっていたので2本目からは、いつもの様に菌糸ビン→マットへの切り替え飼育を行いました。

ノコギリクワガタの終齢は、夏場にエサ交換を行うと極端に落ち着きが悪くなってしまい潜らなくなる事が多いです。(ストレスによる縮みが大きい。)

なので、真夏の交換を省略するズボラ飼育で大型個体を狙いました。

紹介した個体は、翅が未だ少し柔らかいので固まり次第に出品予定です。

ミシマイオウノコギリクワガタ69.4ミリ

こちらも9月最新羽化のミシマイオウノコギリクワガタのオス69ミリ(約69.4ミリ前後)の超特大サイズです。

※勿論、パーソナルベスト更新です。

こちらもガッチリとした感じの独特の雰囲気がある個体です。

●エサ交換のリレーは、下記のとおりです。

  • 1本目(2017年10月24日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2018年2月1日、終齢):無添加マットボトル850cc

⇒2018年8月10日に確認時に蛹になっていたので3本目の交換無しです。

こちらも2本目からのエサの切り替えと真夏の交換を省略する飼育で大型化に成功しました。

終齢は、菌糸ビン飼育の際に暴れと呼ばれる掻き混ぜ行動を起こして縮みやすいです。

自分たちは、低ストレス、低刺激の無添加マットボトルで大型個体を育てています。

マットボトルについて

マットボトルの中身の無添加虫吉マットは、一般的な添加剤入りのものと異なり、有機物の腐敗ガス(発酵ガス)や発酵熱が発生しないので固く詰めても安心安全な商品です。

ご自身でお詰めになられる場合は、思いっ切り固く詰めて頂いて構いません。

固く詰め込むと確実に4ヶ月に1回の交換で済み、今回の様に夏の交換飛ばしも可能です。

詰め込みが緩いと長持ちしませんし、蛹室の肥大化でアゴずれや不全を起こしやすくなります。

ミシマイオウノコギリは、他のサイズも少しずつ羽化していますので翅が硬くなり次第に出品しております。

他にも色々な種類が羽化していますので次回紹介したいと思います。