こちら福岡県福津市は、三連休の初日に台風25号の接近で大荒れの天気になりましたが残りの2日は、晴れの過ごしやすい一日でした。
今回は、三連休中に行ったクメジマノコギリクワガタの割り出しの様子をお伝えしたいと思います。
画像は、2018年8月5日に組んだ天然クメジマノコギリの産卵セット(産卵木を加水してセットした容器の事)をひっくり返した様子です。
沢山の初齢と二齢が出てきて、この時点で爆産の雰囲気がプンプン漂います。
●使用した主な飼育用品は、下記のとおりです。
- コバエ防止ケース(中)
- 朽ち木:クヌギ産卵木(M)
- 国産プレミアムゼリー(合成保存料は、一切使用していません)
- 産卵用マット4リットル
側面のマットを軽く砕くと大量の初齢(真中の大きな物は二齢)が零れ落ちてきました。
この画像だけで軽く10匹ほど出ています。
小さな幼虫は、潰さない様に専用スプーンに乗せて一時管理用のカップに運び入れると良いです。
二齢(左)と初齢(右)の大きさの比較画像です。
1回の脱皮で見違える様な大きさになっているのが分かります。
マットの塊を割ると沢山の幼虫と卵が出てきました。
卵の画像です。(測っていませんが2から3ミリ位の大きさだと思います。)
孵化したばかりの初齢です。
未だ何も食べていないので頭部以外は真っ白です。
朽ち木からも沢山の小さな初齢が出てきました。
卵や初齢は、小さいので最初(1回目)の割り出しで全部を回収するのが困難です。
画像の様に割りカス(使用したマットと朽ち木片)は、元のケースに戻して保管してます。
※出てきた卵も一緒に埋め戻しておくと勝手に孵化して育ちます。
4週間から1ヶ月後に再度ひっくり返して完全に回収すると良いです。
ケースには後から見て何の種類か分かる様にビニールテープやメモに種類や産地、割り出し日等の情報を記載して貼っておくと管理しやすいです。
今回の割り出し結果は55匹です。(見事な爆産ぶりです。)
割りカスの中にも確実に5個以上の卵を埋め戻したので最終的には60匹前後になると思います。
カップには、無添加虫吉幼虫用マットを固めずに入れて蓋を締めて異常の有無を見極める為に4から7日ほど養生させます。
その後に健康な二齢から優先的にブナ菌糸ビン550cc(現在はブナ遮光クリアボトルタイプ500ccへ仕様変更)に投入します。
※割り出し直後や初齢を投入すると傷や虚弱な個体がいた場合、エサのロスなってしまいますのでお勧めしません。
カップには、ビニールテープかマスキングテープに種類や産地、割り出し日等の情報を記載して1匹(1個)ずつ貼っておくと管理ミスを防げます。