今日の福岡県北部は、長袖のシャツだけだと少し肌寒い1日でした。
午前中は、肌寒い気温だったので繁殖場の土間で6月17日にセットした宮崎県産の天然ネブトクワガタの産卵セットをひっくり返してみました。
過去に産卵や幼虫飼育に最適なマットのお問い合わせが多かったので来季に向けて菌床と添加剤不使用の完熟発酵タイプの発売に向けての検証実験です。
上記のマットをコバエ防止飼育容器(M)に入れて手で軽くポンポポンと固めただけの簡単な産卵セットです。
容器の中には、脚の欠損で出品出来なかったB品のメスを3匹ほど入れました。
※産むか産まないかの実験なので確実性が高い手段を選びました。
エサには、国産プレミアム昆虫ゼリーの16グラムの物をを溺れない様にゼリースプリッターでカットしてマットの上に直置きで与えました。
※上記の餌は、合成保存料が一切入っていないので産卵にお勧めです。
画像は、ケース内のマットをひっくり返した様子です。
マットを解すといきなり小さな幼虫が出てきました。
流石にセットしてから4ヶ月が経過しているのでマットはドロ状になっていますがネブトクワガタは、こういった感じを好む傾向があります。
小さいので判りにくいですが二齢です。
イメージ的には他の種類の初齢の大きさに近い感じだと思います。
画像は、逆光になってしまいましたがマットの中に食い込む様に入っていた幼虫の群れです。
小さな若齢幼虫です。
※逆光で判りにくいですが真ん中が初齢、右側の大きな個体が二齢です。
マットの塊の中からは、小さな初齢や二齢が群れをなす様に大量に出て来ました。
左のカップから初齢、二齢、終齢です。
※初齢は、見落とすほど小さいです。
今回の割り出し結果です。
マットの性能実験の為に3匹のメスを入れましたが繁殖難易度が高い天然個体の割には、沢山の数が出て来ました。(63匹なので一応、爆産です。)
第一の関門の産卵の検証は、出来ました。
ネブトクワガタの幼虫はマットで死滅しやすい(落ちやすい)ので次の関門の幼虫飼育検証に移りたいと思います。
全体的に小さい物が多いので一時管理カップに無添加完熟ネブトマット(仮称)を入れて数日ほど保管する予定です。
無事に羽化したら来シーズンの発売に移りたいと思いますが上手く育たなかった場合は、改良の余地があるので延期になります。