2018年10月のトカラコクワガタの産卵木の割り出しとクチノエラブノコギリの爆産結果

深夜の更新につき、日が変わってしまいましたが週末の九州北部は、晴れの過ごしやすい天気でした。

今回は、週末に行ったクワガタの産卵ケースからの幼虫の割り出しの様子をお伝えします。

トカラコクの産卵セットをひっくり返した様子

画像は、8月4日に組んだトカラコクワガタの産卵セット(産卵木をセットした容器の事)をひっくり返した様子です。

朽ち木の埋め込みに使用したマットを軽く取り除くと複数の初齢と二齢が出て来ました。

※メスの投入から既に2ヶ月以上経過しているので流石に大きく育っていました。

(幼虫が小さく、潰してしまいそうなのでどうしても引っ張ってしまいます。)

●今回使用した主な用品は、下記のとおりです。

トカラコクワの産卵方法を紹介した過去のブログ記事>>

初齢と二齢です。

写真の左が初齢、右が二齢です。

1回の脱皮の差で大きさが全く異なります。

幼虫の成長過程>>

3本の朽ち木

今回用いた3本の産卵木の側面です。

幼虫の食痕の木屑が吹き出しており爆産の雰囲気がプンプンします。

朽ち木を割って出てきた二齢

早速、朽ち木を割ってみると食痕と共に二齢が出て来ました。

朽ち木を粉々にしていた二齢

朽ち木を粉々に食べている2匹の二齢です。

木目に沿って食い進むので手で簡単に割れるほどボロボロの状態になっていました。

※まるでクワガタの集合住宅(クワマンション)です。

朽ち木の表面の初齢

表面付近から出て来た初齢です。(下にも1匹います。)

食い込んでいる初齢

芯の付近まで食い込んでいる初齢です。

材質が良いので意外に硬い部分にも入り込みます。

朽ち木を食い尽くした様子

最後に割った朽ち木は、大半を幼虫がボロボロに食い尽くしていました。

脱皮したばかりの二齢

脱皮したばかりの二齢です。

頭部が真っ白でお尻の部分に皮が付着しています。

マットの上に幼虫を乗せます。

脱皮したばかりの個体は、柔らかいので一時管理用カップに無添加虫吉マットを少し入れて上に乗せて養生させます。

※幼虫を移動させる時は、エサ交換用のスプーンを用いると便利です。

割カスを保管します。

使用したマットと朽ち木片(割カス)は、まだ卵や小さな著齢が残っている可能性があります。

なので画像の様に元のケースに戻して4週間から1ヶ月ほど保管してから再度、ひっくり返して幼虫の有無を確認してください。

※割り出し時に出て来た卵も一緒に埋め込んでおくと勝手に孵化して育っているので管理が楽です。

割カスを入れた容器には、後から見て判る様に種類や産地、割り出し日などを記載したメモやテープを剥がれない様に貼っておくと確実に管理できます。

37匹の幼虫です。

今回の割り出しで採取できた幼虫は、37匹(爆産)でした。

※割カスを入れたケースからも後から出てくるかもしれません。

カップにマットを入れて保管

カップに無添加虫吉幼虫用マットを入れて4から7日ほど養生させてからクヌギ菌糸ビン550cc(現在はクヌギ遮光タイプ500ccへボトルの仕様変更あり)に投入する予定です。

※割り出し直後や初齢を投入すると傷が付いたり、虚弱な幼虫がいた場合にエサのロスが発生するのであまりお勧めしません。

今後の成長が楽しみです。


週末の割り出しでは、他にも天然のクチノエラブノコギリクワガタが爆産していました。

クチノエラブノコギリの産卵セットの組み方>>

↓↓↓店長が一足先に割り出していたので結果だけの写真になります。↓↓↓

47匹の幼虫

8月上旬に組んだ産卵セットから出て来た47匹(爆産)の画像です。

カップには、管理ラベルを貼るスペースが無いのでビニールテープやマスキングテープに種類や産地、割り出し日などの情報を記載して1匹(カップ1個)毎に貼っておくと管理ミスを防げます。

以降の飼育の流れは、前述のとおりです。

こちらも1本目をクヌギ菌糸ビン550cc(現在は遮光クリアボトル500ccタイプへ変更)に投入した方が大型化しやすいです。

※目指せ70ミリです!