オキナワヒラタ70ミリなど離島産ヒラタクワガタの大型個体の羽化

週明けの福岡県北部は、生憎の雨天で肌寒い一日でした。

今回は、現在行っている掘り出し作業で出てきた最新の羽化個体を少しだけ紹介したいと思います。

11月になって離島産ヒラタクワガタの羽化が始まっています。

オキナワヒラタクワガタ70.8ミリ

画像は、11月上旬最新羽化のオキナワヒラタクワガタ国頭村産70ミリ(約70.8ミリ前後)の大型個体です。

パーソナルベストのタイ記録です。

今年の初めに久米島産の70ミリの情報をお伝えしましたが今回は、沖縄本島産の70ミリオーバーです。

今月に入り、70ミリ級と思しき大型個体が他にも羽化していますので大型個体が羽化した際は、紹介したいと思います。

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

・1本目(2018年3月12日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在は遮光ブナ500ccへ商品の仕様変更あり)

・2本目(2018年6月11日、終齢):無添加マットボトル850cc(現在は遮光クリアボトル800ccタイプへ変更)

→2018年10月14日に既に蛹になっていたので3本目の交換は行っていません。
(おそらく9月中旬頃には蛹室を作り始めていたと思います。)

幼虫は、菌糸ビン飼育の際に終齢の後半で突然、暴れと呼ばれる掻き混ぜ行動を起こして激縮みしやすいので、2本目からは無添加虫吉幼虫マット(マットボトルの中身の土)での飼育へ切り替えました。

菌糸ビンからマットへの切り替え飼育>>

無添加虫吉幼虫用マットは、一般的な添加剤による強制発酵の物と異なり、幼虫に有害な発酵ガスや発酵熱が発生しないのでストレスや刺激を抑えてじっくりと大きく育てる事が可能です。

飼育のイメージとしては、1本目の菌糸ビンで大型化の素質を持った終齢まで育てた後にエサを切り替えて伸びしろの最大限まで育てる感じです。

なお、ご自身でボトルにお詰めになられる場合は、思いっきり硬く詰めていただいてかまいません。

その方が交換頻度を3から4ヶ月に1回に抑える事ができますので幼虫への負担を減らす事が可能です。

無添加虫吉幼虫マットの説明(クワガタ版)>>

今年の夏は、猛暑の影響で例年よりも少しだけ冷房の効きが悪かったので夏を挟んだ幼虫は、若干早く蛹化が始まったようです。

今回の個体は、来週頃に出品できるかもしれません。

イキヒラタクワガタ73ミリ

こちらも11月最新羽化のイキヒラタクワガタ73ミリのカッコ良い個体です。

この種類は、少し前から羽化が始まっていますが徐々にサイズアップしています。

●エサ交換のリレーは下記の通りです。

・1本目(2018年2月13日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在は500cc)

・2本目(2018年5月10日、終齢):無添加マットボトル850cc(現在は800cc)

→2018年9月25日に前蛹(蛹の直前段階)になっていたので3本目の交換無し。

2本目からは、いつもの様に切り替え飼育です。

暴れて小型化すると勿体ないので上記の交換リレーをお勧めしています。

※暴れを起こすと白い部分が数日で消滅するくらい幼虫が動き回って痩せます。

今回の個体は、翅が固まり次第に出品予定です。

産卵方法を紹介した記事です。>>

サキシマヒラタクワガタ74ミリオーバー

こちらも11月に羽化したばかりのサキシマヒラタクワガタの74ミリ(限りなく75ミリに近い)の大型個体です。

●下記のエサ交換リレーです。

・1本目(2018年3月22日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在は500cc)

・2本目(2018年6月3日、終齢):無添加マットボトル850cc(現在は800cc)

→2018年9月28日に前蛹(蛹の直前段階)になっていたので3本目の交換無し。

1本目の投入から半年で蛹化が始まりましたが早く羽化した割には大きく育ってくれたと思います。

こちらの種類も徐々に大きな個体が羽化し始めていますので翅が固まり次第に出品いたします。

産卵方法を紹介した過去の記事です。>>

今年も残り1ヶ月半を切ってしまいましたので今月は急ピッチで飼育(主に幼虫のエサ交換)を進めたいと思います。

面白い情報がございましたら紹介したいと思います。