アマミノコギリ78ミリオーバーやトカラノコギリ70ミリなど離島産ノコギリクワガタの大型羽化

11月も下旬に差し掛かり今年も40日余りとなりました。

年内に飼育作業を急ピッチで進めて2019年を迎えたいと思います。

前回に引き続き、最新羽化個体の紹介をしたいと思います。

今回は、10月下旬に羽化したノコギリクワガタの仲間の新成虫を紹介したいと思います。

アマミノコギリ78.8ミリ

まず最初の個体は、10月下旬最新羽化のアマミノコギリクワガタのオス78ミリ(限りなく79ミリに近い)超特大サイズのオスです。

79ミリ近いサイズの水牛は、異次元の迫力です。

勿論、パーソナルベスト更新です。

昨年(2017年)の夏に入荷したメスから生まれた幼虫を下記のエサ交換リレーで羽化させました。

昨年の産卵セットの割り出し記事です>>

→2018年7月31日に蛹室(蛹の部屋の空洞)を作っていたので4本目の交換無しです。

終齢で菌糸ビンに入れると暴れ(掻き混ぜ)を起こして結果が出にくいので、低ストレス、低刺激の無添加虫吉マットへ切り替えて大型化させています。

※暴れを起こすと白い部分が数日で消滅するくらい幼虫が動き回って痩せます。


マットボトルについて

マットボトルとは、無添加虫吉幼虫用マットをボトルに固詰めした当店オリジナルの商品の事です。

無添加なので残留成分の腐敗による発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に安心です。

持ちが良いので4ヶ月に1回の交換頻度で済み、ストレス痩せのリスクを軽減できます。

2019年は、80ミリの大台を目指して頑張りたいと思います。

トカラノコギリ悪石島産70ミリ

こちらも同じく10月下旬羽化のトカラノコギリクワガタ(悪石島産)70ミリの大型個体です。

少し前のブログで中之島産70ミリの羽化を紹介しましたが、こちらの産地でも70ミリオーバーが羽化しました。

エサ交換のリレーは、下記のとおりです。

  • 1本目(2017年8月13日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在は500cc)
  • 2本目(2017年11月28日、終齢):無添加マットボトル850cc(現在は800cc)
  • 3本目(2018年4月18日、終齢):同上

→2018年8月21日に蛹室を作っていたので4本目の交換無しです。

最初に紹介した個体と同じ理由で2本目からマット飼育へ切り替えています。

こちらの個体も今月中か来月上旬に出品できるかもしれません。

菌糸ビンからマットへの切り替えについて>>

クチノエラブノコギリ67.5ミリ

こちらも10月下旬に羽化したばかりのクチノエラブノコギリクワガタ約67.5ミリ前後の超特大サイズです。

紅色の発色良好でカッコ良い個体だと思います。

パーソナルベストに0.数ミリだけ及びませんが今季最大サイズです。

昨年の夏に入荷した天然のメスを産卵させて生まれた幼虫を羽化させました。

  • 1本目(2017年11月11日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc(現在はクヌギ遮光ボトル500ccへ商品の変更が発生)
  • 2本目(2018年2月24日、終齢):無添加マットボトル850cc(現在は800cc)

→2018年9月10日に蛹室を作っていたので3本目の交換無し。

終齢は、夏の温度と湿度が高い季節にエサ交換を行うと極端に落ち着きが悪くなり、潜らずに上に出てくる事が多くなります。

なので夏の交換を飛ばして(省略して)秋まで引っ張るズボラ気味の飼育で羽化させました。

ただし、真夏でも冷房で20から23度の気温を保ち、エサの劣化を遅らせています。

また、面白い情報がございましたら紹介したいと思います。