2回目のお正月を迎えた天然アマミノコギリクワガタと越年したカブトムシなどの話題

明けましておめでとうございます。
本年も虫吉を宜しくお願い致します。

年始のお休みの関係で少し遅れてしまいましたが2019年最初のブログになります。

新年1回目は、恒例の長寿の天然採集品のクワガタ、カブトムシのおめでたい話題で始めたいと思います。

基本的に成虫は、寒い場所で冬眠させていますが天然採集品のミヤマとノコギリ、カブトムシのみ本来は一夏性の寿命なので幼虫を飼育している繁殖場(気温20度前後)で個人的に長寿ギネスを楽しむ飼育を行なっています。

アマミノコギリのメス

 画像は、昨年からお伝えしている2017年7月に入荷した天然アマミノコギリの33ミリのメスです。

2018年と2019年の2回目のお正月を元気な状態で見事に迎えてくれました。
※福岡にやって来て足掛け2年目のモンスター級の寿命です。

少し艶や力強さが落ちて口ヒゲ固化(老化の一種)が出ていますが何とか次の夏まで生きて欲しいと思います。

過去に2015年7月に入荷した同じく天然のメスが2017年5月まで生きた事がありましたので天然個体の2回目の越年は虫吉で2例目です。

※非公式ですがおそらく天然採集品の長寿ギネスだと思います。

因みに神奈川県のお客様からも同様の2年目(以上)を迎えた個体の情報を頂いております。

※12月まで生きていたとの事ですので虫吉の記録を遥かに更新していると思われます。

2017年3月23日に紹介した長寿の天然個体の記事>>

その他にもモンスター級の長寿の個体がいるので紹介したいと思います。

天然カブトのメス

こちらの写真は、2018年8月に樹液採集した天然のカブトムシのメスです。

9月の早い時点で複数の足が麻痺して体が不自由になってしまい長く生きる事が出来ないだろうと思っていましたが秋から初冬にかけて食欲だけは旺盛で上手く長生きしてくれています。

現在は、食欲も落ちて動きも鈍く老化で爪が欠損してしまいましたが無事に2019年を迎えています。

昨年は、お正月を迎えた個体がいたのですが元日の深夜に息絶えてしまったので今年は、無事に紹介できて良かったと思います。

勿論、虫吉の長寿のベスト記録です。

長期飼育には、合成保存料不使用でタンパク質や必須アミノ酸、糖質などがバランスよく配合された国産プレミアム昆虫ゼリーが最適です。

ミヤマの2匹オス

こちらは、2018年7月採集のミヤマクワガタ(宮崎県産)のオス2匹です。

現在も元気に生きています。※左が60ミリ、右が62ミリ

天然ミヤマの越年は、過去にメスを紹介した事がありましたが今回は、オスが2匹も2019年を迎えてくれました。

(オスの越年は、初めてだと記憶しています。)

どちらも老化で爪が欠損していますが特に右側(62ミリ)の方が元気で未だ未だ頑張って生きてくれそうです。

今年は、メスも仲良く2匹越年しています。

天然のメス2匹

こちらも同じく2018年7月採集の天然ミヤマ(宮崎産)のメス2匹です。

どちらも38ミリの大型ですが特に右側のメスは、欠損無しでコンディションも良好なので虫吉の長寿のパーソナルベストを更新してくれそうな予感がします。

実は、私達が植樹した森で採集した複数のメスも、11から12月まで生きていたのですが、現在は、画像の2匹のみになってしまいました。

経験上、メスは、産卵させなければ長く生きてくれる傾向がありますがオスは、自然界で激しい戦闘など縄張り争いをを繰り広げていますので年内で息絶えてしまう事が多いです。

天然アマミノコギリのメス

こちらの画像は、2018年7月に入荷して無事に新年を迎えた天然アマミノコギリのメスです。

※因みに最初に紹介したメスの1年後輩になります。

オスも1匹だけ12月まで何とか生きてくれていたのですが2018年入荷の天然個体も画像のメスで最後の1匹になってしまいました。

色艶も良く力強いので2020年のオリンピックイヤーまで頑張って生きて欲しいと思います。

2018年の採集品が2020年?と思われるかもしれませんが、この種は日本に生息するノコギリの亜種の中で、最も寿命が長い種類です。

天然採集品でも上手く飼育すると異常なほど長く生きて2回目のお正月(足掛け2年目)を迎えてくれる事もあります。

週明けから羽化チェックを行う予定ですので面白い個体が出て来たら紹介したいと思います。

本年も宜しくお願い致します。


2回目のお正月を迎えた天然アマミノコギリクワガタと越年したカブトムシなどの話題” への2件のコメント

  1. あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。
    我が家でも昨年虫吉さんから購入したWDヤクシマノコギリの♀が健在です。 ♀は多産させなければ、意外と長生きですね。

    • 明けましておめでとうございます。
      ご報告及び、夏にお届けしたクワガタを大切に飼育していただき、ありがとうございます。

      昨晩は、ブログを書いている最中にサーバーの通信障害(エラー)が発生して中途半端な紹介になってしまいました。
      本日、カブトムシやミヤマクワガタの情報など続きを更新いたしました。
      越年や長寿情報は、寿命との戦いなので無事に新年に紹介できて良かったと思います。

      確かにメスは、産卵させなければオスに比べると長く生きてくれます。
      引き続き長寿飼育にもチャレンジしてみてください。

      本年も宜しくお願い致します。

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